2015年 | プレスリリース・研究成果
超強力X線誘起電子分子ダイナミクスを解明!X線自由電子レーザーを利用したイメージングに重要なメッセージ
東北大学多元物質科学研究所上田潔教授・福澤宏宣助教のグループ、京都大学大学院理学研究科八尾誠教授・永谷清信助教のグループ、広島大学大学院理学研究科和田真一助教、理化学研究所放射光科学総合研究センターXFEL研究開発部門ビームライン研究開発グループ矢橋牧名グループディレクター及び高輝度光科学研究センターXFEL利用研究推進室先端光源利用研究グループ実験技術開発チーム登野健介チームリーダー等による合同研究チームは、重原子(ヨウ素原子)を含む炭化水素分子にX線自由電子レーザー(XFEL)施設SACLAから供給される非常に強力なX線を照射すると、わずか10フェムト秒(1フェムト秒は千兆分の1秒)のX線パルス幅(照射時間)の間に、分子が変形することを見出しました。
本研究の成果は、米国の科学雑誌『The Journal Physical Chemistry Letters』で、出版に先立ちオンライン掲載されました。
分子がX線を吸収して、クーロン爆発に至る概念図
問い合わせ先
東北大学多元物質科学研究所
教授 上田 潔(うえだ きよし)
電話 022-217-5381
E-mail ueda*tagen.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)