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神経回路構築を制御する脂質を発見-異なる種類の感覚を伝える神経突起を脂質で誘導-

 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター神経成長機構研究チームの上口裕之チームリーダーと神経膜機能研究チームの平林義雄チームリーダー、東北大学 大学院薬学研究科の青木淳賢教授、井上飛鳥助教、東京大学 大学院総合文化研究科の太田邦史教授らの共同研究グループは、異なる種類の感覚を伝える神経突起を分別してその行き先を制御する新たな脂質を発見しました。
 本研究は、「脂質が神経回路の構築を制御する」という新原理を明らかにしました。これに伴い、損傷した神経回路の修復技術の開発が進むことが期待できます。また、タンパク質の働きのみでは説明不可能な生命現象に対する研究の成功例であり、脳科学における新たな研究分野の開拓が期待できます。
 本研究は、米国の科学雑誌『Science』(8月28日号)に掲載されました。

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問い合わせ先

東北大学大学院薬学研究科分子細胞生化学分野
教授 青木淳賢(あおき じゅんけん)
助教 井上飛鳥(いのうえ あすか)
Tel:022-795-6860, 6861
Fax:022-795-6859
E-mail:jaoki*m.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
iaska*m.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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