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新たな果実高糖度化手法の開発-甘いトマト果実の作出に成功-

東北大学大学院生命科学研究科の草野 友延 教授のグループは、ドイツ国Biodiversity and Climate Research Center(生物多様性・気候変動研究センター)のThomas Berberich(トーマス・ベルベリッヒ)博士および東北大学大学院農学研究科金山 喜則 准教授らとの共同研究により、果実を高糖度化する新規手法の開発に成功しました。本手法は、植物由来の単一の転写因子遺伝子を果実特異的に発現することにより行います。今回の研究はトマトで行なわれましたが、ショ糖を主たる転流糖とする植物の果実糖度を高める事、あるいはバイオエタノール生産用のトウモロコシの穀粒部位の高糖度化への応用が期待できます。
 本研究成果は、2015年9月24日付でPlant Biotechnology Journal誌(電子版)に掲載されました。尚、本研究は文部科学省科学研究費補助金の支援を受けて行われました。

A. 得られた形質転換トマトの生育の様子。B. 得られた形質転換トマトの成熟果実。C. 形質転換トマト果実の糖の総量。

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問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院生命科学研究科
教授 草野 友延(くさの とものぶ)
電話番号:022-217-5709
Eメール:kusano*ige.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院生命科学研究科広報室
担当 高橋 さやか(たかはし さやか)
電話番号:022-217-6193
Eメール:lifsci-pr*ige.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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