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高温超伝導体の電荷秩序における3次元性を発見 -パルス超強磁場とX線レーザーパルスの融合が拓く新地平-

東北大学、スタンフォード線形加速器国立研究所、スタンフォード大学、ブリテイッシュコロンビア大学を中心とする国際研究チームは、東北大学が開発した強力なパルス強磁場と地上で最強のX線光源の一つであるX線自由電子レーザー、Linac Coherent Light Source: LCLSを組合せて、高温超伝導体における重要な謎として知られている電子が局在して作る電荷の波が、3次元性を持つことを発見しました。本成果および本研究手法は、高温超伝導体発現機構の解明と超伝導材料の革新に繋がることが期待されます。
 今回の報告はAmerican Association for the Advancement of Science の学術誌であるScience誌 オンライン版に掲載されました。

図1 東北大学が開発した、X線自由電子レーザー用のパルス磁場コイル。小型化することで、X線レーザー装置への組み込みを可能にした。X線は、中央のスリットからコイル中心に入射される。

図2 東北大学金属材料研究所が開発した小型パルス磁場発生用電源。軽量、コンパクトなため、空輸可能で、海外での実験に利用されている。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

〈研究内容に関して〉
東北大学金属材料研究所 磁気物理学研究部門
教授 野尻 浩之(ノジリ ヒロユキ)
TEL:022-215-2017
Email:nojiri*imr.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

〈報道に関して〉
東北大学金属材料研究所 
情報企画室広報班 横山 美沙(ヨコヤマ ミサ)
TEL:022-215-2144 FAX:022-215-2482
Email:pro-adm*imr.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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