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高齢者における歩きスマホの危険性 ‐スマホ操作と歩行への注意は左右の脳で別々に処理される‐

 東北大学病院肢体不自由リハビリテーション科の竹内直行院内講師らのグループは、歩きスマホ中の左右の脳活動はスマホ操作と歩行への注意に別々に関与していることを報告しました。若い人では、左の前頭部が活性化するとスマホ操作を、右の前頭部が活性化すると歩行を、それぞれ上手に行えることが明らかになりました。一方、高齢者では歩きスマホ中に前頭部が活性化しても、どちらも上手に行えないことが分かりました。
 本研究は歩きスマホ中の脳活動を初めて明らかにした重要な報告です。本研究によって歩きスマホ中の転倒予防機器の開発に貢献することが期待されます。
 本研究成果は、2016年2月1日(イギリス時間、日本時間2月2日)BMC Neuroscience誌(電子版)に掲載されました。

若い人における歩きスマホ中の脳の活動

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学病院肢体不自由リハビリテーション科
院内講師 竹内 直行(たけうち なおゆき)
電話番号:022-717-7338
Eメール:naoyuki*med.hokudai.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
講師 稲田 仁(いなだ ひとし)
電話番号:022-717-7891
FAX番号:022-717-8187
Eメール:hinada*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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