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2015年ネパール大地震の震源を探る ―2011年東北地方太平洋沖地震と類似―

東北大学と中国地震局の国際研究チームは、2015年ネパール大地震(マグニチュード(以下M) 7.8)の本震が、地震波速度の大きい地域(高速度域)に位置し、またこの高速度域が本震の地震時すべりの大きい場所とよく一致することがわかりました。その高速度域が震源断層面上の強く固着する部分を表し、2015年ネパール大地震の発生が断層面上の構造不均質によってコントロールされていると考えられます。このことは、2011年3月11日に起こった東北地方太平洋沖巨大地震(M 9.0)の発生特徴とよく似ており、またこれらの巨大地震を引き起こす構造不均質が地球物理学的手法で検出できることを意味します。

本研究領域

問い合わせ先

東北大学大学院理学研究科
地震・噴火予知研究観測センター
教授 趙 大鵬(ちょう たいほう)
TEL:022-225-1950
E-mail:dapeng.zhao.d2*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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