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耐災害性の高い情報伝送を実現する高速ハードディスクと新規ネットワーク技術を開発-増加するビッグデータ情報にも対応可能

国立大学法人東北大学電気通信研究所は、広域災害時に情報を保全して短時間に伝送できる高い耐災害性を実現するため、高速読出し方式を搭載したハードディスクと新規スマートネットワーク技術を開発しました。
 東日本大震災においては広域にわたる設備損壊と通信経路遮断のために、重要情報の喪失や必要な情報提供ができない事態があちこちで起きました。このたびの開発技術は、広域災害発生時には、重要情報を短時間で退避して輻輳による回線障害の影響を軽減できる耐災害性の高いストレージシステムを実現できるものです。また、被災時だけでなく、平時においても大量のデータを短時間で送ることのできるこの技術は、ビッグデータやクラウドなどのこれからのICT技術に役立つものです。
 本研究開発は、文部科学省の委託研究である「高機能高可用性情報ストレージ基盤技術の開発」プロジェクト(プロジェクトリーダ:東北大学電気通信研究所教授 村岡裕明)にて村岡裕明教授(電気通信研究所)と菅沼拓夫教授(サイバーサイエンスセンター)のグループにより実施されました。

複数トラックを並列に読み出して情報を短時間で伝送。図中の黄色の板状部品が読取り素子(読取りヘッド)

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学電気通信研究所
教授 村岡裕明
電話:022-217-5420
E-mail:muraoka*riec.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

東北大学サイバーサイエンスセンター
教授 菅沼拓夫
電話:022-217-5081
E-mail:suganuma*cc.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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