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ZnOコーティングによる高性能ベアリングの開発に成功~摩擦を約3分の2に低減し、災害時用小型ジェットエンジン発電機を実現~

国立研究開発法人物質・材料研究機構、エネルギー・環境材料研究拠点の後藤 真宏 主席研究員、情報統合型物質・材料研究拠点の佐々木 道子NIMSポスドク研究員、構造材料研究拠点の土佐 正弘グループリーダー、ならびに、東北大学 多元物質科学研究所の栗原 和枝 教授、粕谷 素洋 助教らは、NIMSが独自に開発した環境に優しい低摩擦材料である酸化亜鉛(ZnO)について、その低摩擦特性を保持したままベアリングボールにコーティングする技術を開発し、ベアリングの摩擦係数を約2/3に低減させることに成功しました。また、このベアリングを小型ジェットエンジンに搭載することにより燃料消費量を1%削減し、FOXコーポレーションと共同で、災害時用の小型ジェットエンジン発電機を開発しました。
 本成果は、2016年8月5日、京都で開催されるPRICM-9国際学会にて発表される予定です。

ZnOコーティングベアリングを搭載した災害用小型ジェットエンジン発電機
(当該発電機で発電した電力でライトを点灯している様子)

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

〈研究に関すること〉
東北大学 多元物質科学研究所
教授 栗原 和枝(くりはら かずえ)
Tel & Fax:022-217-6152
E-mail:kurihara*tagen.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

〈報道に関すること〉
東北大学 多元物質科学研究所総務係 
TEL: 022-217-5204 
FAX: 022-217-5211
E-mail:soumu*tagen.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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