本文へ
ここから本文です

バイオ工学による天然ゴムの試験管内合成に成功 −天然ゴムの安定供給や新たな分子構造の天然ゴムの開発に貢献−

東北大学大学院工学研究科の高橋征司准教授、山下哲助教(注1)、中山亨教授(バイオ工学専攻応用生命化学講座)らは、住友ゴム工業株式会社、埼玉大学との共同研究により、天然ゴムの生合成に必要なタンパク質を発見し、それらを再構成する手法を開発しました。これにより、天然ゴムに匹敵する分子量のポリイソプレンを試験管内で合成することに成功しました。この研究成果により、長年にわたり未解明であった天然ゴム生合成メカニズムの全解明や、天然ゴム高生産植物の育種、代替生物でのゴム生産など、多様な分野での貢献が期待されます。
 この共同研究の成果は、10月28日付で生命科学・生物医学分野のオープンアクセス誌であるeLifeに掲載されました。

(注1)現所属:金沢大学理工研究域物質化学系(准教授)

パラゴムノキの天然ゴム生合成マシナリ

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学大学院工学研究科
担当 高橋 征司,中山 亨
電話:022-795-7272.022-795-7271
E-mail:takahasi*seika.che.tohoku.ac.jp(高橋)(*を@に置き換えてください)
    nakayama*seika.che.tohoku.ac.jp(中山)(*を@に置き換えてください)

このページの先頭へ