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遠隔セキュリティルーム運用開始 ‐外部研究機関からもスーパーコンピュータが利用可能に‐

東北メディカル・メガバンク計画は、東北大学東北メディカル・メガバンク機構(以下、ToMMo)と岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構とが共同で、宮城・岩手両県で15万人規模のコホート調査を実施し、多くの生体試料と情報からなる複合バイオバンクを構築している事業です。バイオバンクには、調査参加者の健康調査結果及び解析情報(基本属性情報、調査票情報、生理学検査情報、検体検査情報、診療情報、MRI画像情報、ゲノム・オミックス情報等)等が、膨大な情報として蓄積されています。その情報に、両機構内のみならず、セキュリティを担保した外部の研究機関から、VPN回線でアクセスできる仕組みを整えました。

今回、東京大学、及び国立成育医療研究センターは、入室を生体認証で厳重に管理された遠隔セキュリティルームを設け、そこに設置したシンクライアント端末を通じToMMo内のスーパーコンピュータの一区画へアクセス可能となりました。本設置により、ToMMoが保有する機微性の高い情報を、遠隔地からも安全性を担保した状態で利用可能となり、また、スーパーコンピュータの計算資源にもアクセスできるようになります。今後は、さらに拠点を増やしていく予定で、東北メディカル・メガバンク計画由来のデータシェアおよび、計算資源の共有による効率的な個別化医療実現に向けた研究が推進され、日本のゲノム研究全体を底上げ、加速させるものと期待されます。

イメージ図

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問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学東北メディカル・メガバンク機構
ゲノムプラットフォーム連携センター
センター長 木下 賢吾(きのした けんご)
電話番号:022-274-5952
Eメール:kengo*ecei.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学東北メディカル・メガバンク機構
広報戦略室長 長神 風二 (ながみ ふうじ)
電話番号:022-717-7908
ファックス:022-717-7923
Eメール:f-nagami*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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