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4週間の処理速度トレーニングで高齢者の認知力と抑うつ気分が改善!―処理速度トレーニングゲームの開発とその効果を検証―

ポイント

  • 高齢者であっても4週間という短期間で認知力と抑うつ気分が改善することを実証した。
  • エビデンスレベルの高い無作為比較対象試験を用いて効果を検証した。
  • 高齢者でも実施しやすい処理速度トレーニングゲームを新たに開発した。

概要

 東北大学学際科学フロンティア研究所の野内類助教と加齢医学研究所の川島隆太教授を中心とする研究グループは、タブレットPCを用いた処理速度トレーニングゲームを開発し、高齢者を対象に無作為比較対照試験を用いて効果検証を行いました。

 その結果、1日15分の処理速度トレーニングゲームを4週間実施したグループは、同じ期間知識クイズを実施したグループよりも、処理速度と抑制能力が向上し、抑うつ気分が低下することが明らかになりました。

 この研究の成果は、2016年12月23日発行のオンライン雑誌のFrontiers in Aging Neuroscience誌(Impact Factor = 4.348)に掲載されました。

 図

処理速度トレーニングゲーム(左上A,右上B,左下C)と知識クイズゲーム(右下D)の例

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

<研究に関して>
東北大学 学際科学フロンティア研究所(兼務)加齢医学研究所 
助教 野内類 (のうちるい)
〒980-8575 仙台市青葉区星陵町4-1
電話:022-717-7988
E-mail:rui.nouchi.a4*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

<報道に関して>
東北大学 学際科学フロンティア研究所
URA 鈴木一行 (すずきかずゆき)
〒980-8578 仙台市青葉区荒巻字青葉6-3
電話:022-795-4353
E-mail:suzukik*fris.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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