2017年 | プレスリリース・研究成果
凍結乾燥を用いて超低密度かつ透明な多孔質ビーズの作製に成功-手軽に作製できるエアロゲル状構造体としての発展に期待-
東北大学学際科学フロンティア研究所の早瀬元 助教は酸化水酸化アルミニウム組成をもつベーマイトナノファイバー(BNF)で構成される、超低密度かつ透明な多孔質ビーズを凍結乾燥で作製することに成功しました。
5mg cm−3を下回るかさ密度でありながら可視光に対して透明な多孔体は、これまで高圧を必要とする超臨界乾燥を経て作製する必要がありました。大きさに制限はあるものの、あつかいやすいプロセスで構造体の作製が可能になったことから、超低密度材料の新たな物性研究や応用発展へと繋がることが期待されます。
本研究成果は、2017年1月16日にChemNanoMatへオンライン掲載されました。
BNFクライオゲル作製の概要
問い合わせ先
(研究関連)
学際科学フロンティア研究所
助教 早瀬 元(はやせ げん)
電話:022-217-6341
E-mail:gen*aerogel.jp(*を@に置き換えてください)
(報道関連)
学際科学フロンティア研究所
URA 鈴木一行(すずきかずゆき)
電話:022-795-4353
E-mail:suzukik*fris.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)