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デングウイルス感染症の重症度マーカーを低下させる物質の発見 -デング出血熱における新たな治療法の可能性-

東北大学災害科学国際研究所の浩日勒助教、東北大学大学院薬学研究科の大島吉輝教授・菊地晴久准教授、吉備国際大学保健医療福祉学部の服部俊夫教授らの研究グループは、感染者数が世界で1億人に上るデングウイルス感染症において、重症度マーカー蛋白のオステオポンチン(OPN)が単球由来株化細胞でデングウイルス感染により誘導されることを明らかにしました。さらにこのウイルスによるOPNの産生を細胞性粘菌成分のBrefelamideが抑制するばかりでなく、デングウイルス自身の細胞からの放出を防ぐ可能性も示唆しました。これらは重症化により死亡するデング出血熱・ショック症候群において、新しい治療法の可能性を示しました。

本研究結果は3月14日にFrontiers in Microbiology誌(電子版)に掲載されました。本研究は文部科学省科学研究費助成事業基盤研究A(海外学術調査)の支援を受けて行われました。

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問い合わせ先

東北大学災害科学国際研究所
災害感染症学分野
担当 浩日勒
電話:022-717-8220
E-mail:haorile*gmail.com(*を@に置き換えてください)

東北大学大学院薬学研究科
医薬資源化学分野
担当 菊地晴久,大島吉輝
電話:022-795-6824
E-mail:hal*mail.pharm.tohoku.ac.jp(菊地)
    oshima*mail.pharm.tohoku.ac.jp(大島)
    (*を@に置き換えてください)

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