本文へ
ここから本文です

隕石中から太陽系最古の新鉱物を発見 初期太陽系進化過程の物理化学条件に新たな制約

東北大学大学院理学研究科地学専攻の吉崎昂(博士課程前期1年)、中村智樹教授、武藤潤准教授らは、カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)のChi Ma博士と共同で、隕石試料中に存在する太陽系最古の物質から新種の鉱物を発見しました。この鉱物は、隕石の研究で著名なカリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California、Los Angeles)のAlan E. Rubin博士にちなんでRubinite(ルービナイト)と命名され、国際鉱物学連合(International Mineralogical Association)により新鉱物と認定されました(図)。本成果により、太陽系誕生直後の固体物質の物質進化過程に新たな制約がもたらされることが期待されます。

今回発見された新鉱物は、2017年4月に出版されるイギリスの学術雑誌Mineralogical MagazineのNew Mineralsリストに掲載されます。

図 Allende隕石中のルービナイト(薄灰色)の電子顕微鏡写真。メリライト(濃灰色)、ペロブスカイト(白色)はいずれも難揮発性包有物中に普遍的に含まれる鉱物である。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

<研究に関すること>
東北大学大学院理学研究科地学専攻
吉崎 昂(よしざき たかし)
教授 中村 智樹(なかむら ともき)
TEL:022-795-6674(内線 5722、6651)
E-mail:tacasy22*dc.tohoku.ac.jp(吉崎)(*を@に置き換えてください)

<報道に関すること>
東北大学大学院理学研究科
特任助教 高橋 亮(たかはし りょう)
TEL:022-795-5572、6708
E-mail:sci-pr*mail.sci.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

このページの先頭へ