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DNAメチル化の網羅的解析によってエピゲノム多様性を解読 ~個別化予防・個別化医療に貢献可能~

岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構(IMM)生体情報解析部門の清水厚志特命教授、八谷剛史特命准教授を中心とした研究チームは、東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)と共同で、日本人100人規模の2種類の血液細胞のDNAのメチル化を網羅的かつ高精度に解析することでエピゲノムの多様性を解読し、個人差の大きいDNAメチル化部分が疾患発症により大きく影響している可能性が高いことを初めて解明しました。この成果を国際科学雑誌 Genomic Medicine に2017年4月14日付(オンライン公開)で発表いたしました。(URL: http://www.nature.com/articles/s41525-017-0016-5外部サイトへ

今後、東北メディカル・メガバンク計画において日本人のエピゲノム多様性情報の収集を継続するとともに、生活習慣・血液検査・疾患発症などとの関連性を調べることで、環境要因によるDNAメチル化の変化が生活習慣病・がん・うつなどの発症に及ぼす影響が解明され、これらの疾患の予防・早期診断・治療に大きく貢献することが期待されます。

DNA メチル化によるエピゲノム多型
今回の全ゲノム・エピゲノム解析によって、DNA メチル化には個人差の少ない部分と大きな部分(CDMV)が存在することが明らかになりました。

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問い合わせ先

東北大学東北メディカル・メガバンク機構 広報戦略室
室長 長神 風二(ながみ ふうじ)
電話番号:022-717-7908
Eメール:f-nagami*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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