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がん細胞を効果的に傷害する"薬効ルール"を発見!~高い薬効を有する低分子型抗体の簡便なスクリーニング手法の開発に成功~

 熊谷 泉(東北大学名誉教授)、梅津 光央(東北大学大学院工学研究科教授)杉山 在生人(東北大学大学院工学研究科博士後期課程3年、日本学術振興会特別研究員)らの研究グループは、がん細胞を効果的に傷害でき、治療薬として有望な組換え抗体分子を簡便にスクリーニングする手法の開発に成功しました。

 研究グループは、実際にこの手法を用いることでがん細胞に対して従来より約1千倍高い薬効を示す組換え抗体の創製に成功し、また高い薬効を示す組換え抗体に共通した特徴を明らかにすることができました。本スクリーニング手法の確立により、組換え型がん治療抗体開発の更なる加速が期待されます。

 この研究成果は、2017年6月6日付(英国時間)で「Scientific Reports(オンライン版)」に掲載されました。また、本研究は、科学研究費助成事業特別推進研究、および日本学術振興会特別研究員奨励研究費を受けて実施されました。

図:低分子型組換え抗体の構造とがん細胞傷害時の作用機序

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問い合わせ先

東北大学大学院工学研究科
梅津光央教授
電話: 022-795-7274
Email: mitsuo*tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

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