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DNA加工方法の技術を革新 バイオテクノロジーの要素技術の確立

発表のポイント

(1) DNA加工の要素技術には、制限酵素による切断、リガーゼによる連結などいくつかの種類がある。

(2) 人類はこれらの要素技術を巧みに組み合わせてバイオテクノロジーを発展させてきた。

(3) 本研究では従来取り扱いが難しかった2本鎖DNAの末端に、その取扱を容易にする"1本鎖DNAのしっぽ"を十分な効率で連結する技術を開発した。

(4) 今回確立したDNA加工の要素技術は、バイオテクノロジーの発展に寄与することが期待できる。

概要

 東北大学大学院生命科学研究科の大坪嘉行准教授らのグループは、二本鎖DNAの3'端に一本鎖DNAを付加する酵素反応を、強く促進する化合物を見出しました。本研究は、従来取り扱いが難しかった二本鎖DNAの末端を、容易に取り扱い可能とするDNA加工の要素技術として確立する重要な報告です。本研究成果は、7月26日のサイエンティフィックリポーツ誌に掲載されました。本研究は、文部科学省科学研究費補助金および発酵研究所の助成金の支援を受けて行われました。

図 DNAの3'端に突出末端(しっぽ)を付加する酵素活性を増強する促進剤を見出した

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院生命科学研究科
担当 大坪 嘉行(おおつぼ よしゆき)
電話番号:022-217-5696
Eメール:yohtsubo*ige.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えください)

(報道に関すること)
東北大学大学院生命科学研究科広報室
担当 高橋 さやか(たかはし さやか)
電話番号:022-217-6193
Eメール:lifsci-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えください)

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