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日露学生フォーラムを実施

2017年9月4日~8日、ウラジオストクの極東連邦大学で日露学生フォーラムが開催されました。本フォーラムは、日露4大学(東北大学、北海道大学、モスクワ大学、極東連邦大学)の共催で、来年春に予定されている日露大学協会設立に向けたプレイベントとして開催されました(日露大学協会設立総会は2018年5月に北海道大学で開催の予定)。

日本からは12大学(16名)、ロシアからは2大学(8名)が参加し、本学からは奥野友哉さん(工学研究科博士後期課程3年)と箱田有香さん(農学部3年)が参加しました。

フォーラムは、ディスカッションの部(4・5日)と文化プログラム(6~8日)の2部構成となっており、前半は医療、経済、農業、教育文化など幅広い観点から日露の未来志向的な協力関係について英語で議論され、後半はウラジオストク市内の博物館や水族館を訪問するなど、日露の学生は5日間のプログラムを通して相互理解と親睦を深めました。本学から参加した奥野さんは4日のオープニングセッションにおいて日本代表学生として開会のスピーチを担当し、現在所属している流体研丸田・中村研究室で実施しているロシアとの共同研究を通じて得た経験を例に日露の協力と相互扶助の重要性について語り、将来幅広い分野で日露の互恵関係構築を担う世代としてフォーラム参加者同士、長く続く友人関係を築き日露の懸け橋となることを提案しました。一方、箱田さんはプレゼンテーションセッションにおいて日本代表学生としてプレゼンを行い日露の経済的、文化的交流拡大の可能性について、自身の専門領域を踏まえ米の生産という農学生産的な観点からのアプローチを提案しました。

この日のディスカッションの成果は、翌5日に開催されたフォーラムの全体会議において文部科学省の小松親次郎文部科学審議官や主催大学並びに筑波大学、東海大学、近畿大学などの学長・副学長等が出席する中、日露の学生代表によって報告されました。なお、本学の里見総長は本会議において主催者代表挨拶を行い、その中で「このフォーラムで議論したことや出会った仲間とともに、次世代の日露両国のリーダーとして、これまでにない新しい日露関係を築く役割を担って欲しい。」と、参加学生に対して期待の言葉を述べました。

学生フォーラムの成果は、学生による共同の提言書としてまとめられ7日に実現した安倍晋三総理表敬の際、日露の学生代表によって手交されました。

日本側参加大学:北海道大学、東北大学、筑波大学、東京大学、新潟大学、千葉大学、金沢大学、山口大学、長崎大学、大分大学、東海大学、近畿大学

ロシア側参加大学:モスクワ大学、極東連邦大学

オープニングスピーチをする奥野さん

プレゼンテーションをする箱田さん

全体会議で主催者を代表して挨拶する里見総長

学生フォーラム参加者の全体写真

問い合わせ先

国際交流課
TEL:022-217-4844

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