2017年 | ニュース
ジャパン・バイオデザイン東北 2016報告会・2017開講式を開催しました
医工学研究科ジャパン・バイオデザインでは、9月27日(水)に青葉記念会館にて、ジャパン・バイオデザイン東北2016フェロー報告会および2017年度フェロー開講式を行いました。
当日は、現在特許申請を行っている第2期生からの成果発表があり、開講式では、2016年度の成果に対して、里見総長をはじめとする先生方よりお褒めのお言葉をいただきました。
本年度は、2017年度・第3期目のフェローとして、岡田萌さん、粕谷淳一さん、柳垣聡さん、山本綾さんの4名がプログラムに参加します。彼らの発表も行われ、ご臨席された皆様からの激励をいただいた、期待溢れる良い式典となりました。
以下に、当日ご祝辞としていただいたお言葉の内容を短くまとめたものを記載いたします。
里見進総長
日本は超高齢化社会へ向かっており、様々な問題が発生してきている。その1つの解決方法として、高齢化社会の産業化が非常に大切である。今年の7月に卒業した、東北大学の第2期生は「誤嚥」という高齢化社会における大きな問題点に着目しており、今年3月に起業した大阪大学第1期生の谷口さんに続き、事業化に向け、本学も負けずに頑張っていただきたい。
第3期生はそれぞれ異なったバックグラウンドを持った4名に参加していただき、本学としても、中川先生に続き、医工学研究科の瀧先生をスタンフォードに派遣し、より充実した教育体制を整えている。日本の未来を担う重要なプログラムとして期待している。
矢島敬雅理事
第2期生は、誤嚥についてのビジネスプランがBusiness Incubation Programに採択された。本当に良くできたプランとなっており、本学としては、本プログラムの修了生の次のステップへのサポートを充実させていくので、2017年のフェローも良い結果が残せるように頑張っていただきたい。
また、本学は、文科省のEDGE NEXTプログラムに採択され、そのアントレプレナー教育の一環として、ジャパン・バイオデザインも含まれている。EDGE NEXTでは、東北地方の人口減少による厳しい経済環境、雇用環境の改善が根本となっている。東北発のベンチャーのサポートや、より早くビジネス界の方々と出会える拠点の整備をしていく。
八重樫伸生副学長(病院長)
東北大学における医工連携の人材育成は、医工学研究科、臨床研究推進センターの2つの部局が中心となっている。本プログラムは、医工学研究科が運営し、実際の現場は大学病院となるという、非常に良い関係が続いていると感じている。大学病院および関連病院では、強力なサポートを新しい4名のフェローのためにもしていくので、是非来年素晴らしい成果を発表していただきたい。
ジャパン・バイオデザインとは?
問い合わせ先
東北大学ジャパン・バイオデザイン事務局
担当:瀬尾 絵利香
Tel:022-717-8588
Fax:022-717-8588
E-mail:edu_promot*bme.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)