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血管のベッドで細胞移植の効率をアップ - 糖尿病治療のための簡便・安全・効果的な膵島移植法の開発に成功 -

 東北大学大学院医学系研究科移植再生医学分野の後藤 昌史教授、同大学院医学系研究科消化器外科の海野 倫明教授、亀井 尚教授、植松 智海医師らのグループは、糖尿病治療のための簡便・安全・効果的な膵島移植法を新規に開発しました。この方法は、血管の形成を新たに誘導する作用を持つ新規素材を用いることで、体にやさしい皮下への膵島移植を可能としたものです。本研究成果は、今後、膵島移植による糖尿病治療に大いに役立つと考えられます。さらに今後、肝不全に対する肝細胞移植など、他の様々な細胞移植治療への応用も期待されます。この研究成果は、2017年10月10日付けで米国の国際学術誌Transplantationに掲載されました。

ポイント

  • 糖尿病治療として肝臓の血管(門脈)内への膵島移植が行われているが、移植効率の低さや合併症などの問題がある。
  • この問題を解決するため、血管新生を誘導する新規素材を用いた皮下への膵島移植法を新規に開発した。
  • 皮下膵島移植法は簡便・安全・効果的な糖尿病治療法となると期待される。

従来の方法(門脈内移植)と新規の膵島移植法(皮下血管床移植)の比較

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院医学系研究科移植再生医学分野
教授 後藤 昌史(ごとう まさふみ)
電話番号:022-717-7895
Eメール:masafumi.goto.c6*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
講師 稲田 仁(いなだ ひとし)
電話番号:022-717-7891
FAX番号:022-717-8187
Eメール:pr-office*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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