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継続は"健康"なり‐全身持久力の基準を継続的に達成すると2型糖尿病の発症リスクは低い‐

 東北大学大学院医工学研究科の門間 陽樹助教と永富 良一教授(兼大学院医学系研究科)は、東京ガス株式会社および国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所と共同で勤労者男性を対象とした追跡調査を行い、2013年に厚生労働省が公表した「健康づくりのための身体活動基準2013」で設定されている全身持久力の基準を数年間満たしていると、その後の2型糖尿病発症のリスクが低いことを明らかにしました。本研究は、2型糖尿病の予防に対して、「健康づくりのための身体活動基準2013」で設定されている全身持久力の基準が妥当であることを支持する結果を示しており、運動指導や保健指導等の現場で役立つ重要な報告です。この成果は、2017年11月25日に、Journal of Epidemiology(電子版)に掲載されました。

ポイント

  • 全身持久力を測定した男性2235人を23年間追跡して、厚生労働省が「健康づくりのための身体活動基準2013」設定している全身持久力の基準を継続的に達成していた男性と達成していなかった男性にグループを分けて、2型糖尿病の発症リスクを比較した。
  • 継続的に全身持久力の基準を達成していなかったグループでは、2型糖尿病の発症リスクが高いことが明らかになった。さらに、最初の全身持久力が基準に到達していなくても、その後、基準を達成するようになれば、ずっと基準を達成していた群の発症リスクと同程度であることが明らかになった。

本研究で解決する疑問

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院医工学研究科
健康維持増進医工学分野
助教 門間 陽樹(もんま はるき)
電話番号:022-717-8588
Eメール:h-momma*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(取材に関すること)
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
講師 稲田 仁(いなだ ひとし)
電話番号:022-717-7891
FAX番号:022-717-8187
Eメール:pr-office*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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