第2回学生生活実態調査結果について




 本学では、平成7年度に初めて学生生活実態調査を実施し、以後隔年で調査を実施することとしており、平成9年11月に第2回を実施、昨年11月に調査報告書が作成され、厚生補導の参考とするための学内資料として関係教職員及び各部局に配布しました。
 調査対象は第1回と同様に学部学生20%、大学院生30%を学部・研究学科学生数に比例して無作為に抽出し、郵送法により実施しました。回収率は前回をやや下回り、学部学生は693名(31.0%),大学院生は334名(24.8%)でした。
 調査の基本的な内容は第1回に準拠しておりますが、調査項目については、今日的な厚生補導の課題を加える等少し増加しております。
 第1回の際は、「広報」を通じて、調査結果の概要を学内に周知しましたが、今回は学生恊だよりを通じて教職員及び学生の皆様にお知らせすることとしました。
 特に、自由記述からは、厚生補導や大学全般に対する意見や要望等が多々あることが分かり、今後、大学として対応を考えることが必要と考えております。
 なお、報告書は各部局の厚生補導担当や図書館等にも備えておりますので、調査結果の全体を知りたい方は、そこで閲覧ください。



調 査 項 目

第1章 家庭状況について
 1 家族の所在地
 2 家 族 数
 3 家計支持者

第2章 住居について
 1 現 住 所
 2 住居の種別
 3 部屋の広さ
 4 希望する部屋の広さ
 5 部屋の使用人員
 6 住居の紹介者
 7 住居の満足度
 8 転居希望の主な理由
 9 転居希望の住居
 10 学生寮への入寮について
 11 入寮希望の主な理由
 12 入寮を希望しない主な理由

第3章 通学について
 1 通 学 方 法
 2 通 学 距 離
 3 通 学 時 間

第4章 食事について
 1 朝食の摂取度
 2 朝食を食べない理由
 3 食事の摂取場所
 4 学内食堂の利用状況
 5 学内食堂に対する感想
 6 学内食堂に対するよい感想
 7 学内食堂に対する悪い感想
 8 学内食堂の改善して欲しいこと

第5章 収入・支出について
 1 1カ月の収入
 2 家庭からの送金額
 3 奨学金の受給額
 4 アルバイトの平均収入額
 5 1カ月の支出金額
 6 1カ月の食費
 7 住 居 費
 8 下 宿 費
 9 教 材 費
 10 教養娯楽費
 11 課外活動・サークル費
 12 収支面からの生活状況

第6章 アルバイトについて
 1 アルバイトの経験
 2 アルバイトの種類
 3 アルバイトの紹介元
 4 アルバイト収入の使い道
 5 アルバイトの必要性
 6 アルバイトと学業の関係

第7章 奨学金・授業料免除について
 1 奨学金受給状況
 2 奨学金を受給しない理由
 3 日本育英会への希望
 4 授業料免除制度の周知度
 5 授業料免除の適応状況
 6 授業料免除制度への希望
 7 授業料免除申請をしない理由

第8章 課外活動について
 1 サークルへの加入状況
 2 サークルに加入した動機
 3 サークルに加入しない理由
 4 サークル活動の必要性について
 5 サークル活動の感想
 6 サークル活動で得たもの
 7 サークル活動と学業との関係
 8 サークル活動に費やす時間
 9 課外活動施設への希望

第9章 健康について
 1 健 康 状 態
 2 体調不良の原因
 3 病気やケガの状況
 4 定期健康診断の受診状況
 5 定期健康診断を受けない理由
 6 保健管理センターの利用状況
 7 学生教育研究災害傷害保険の加入状況
 8 学生教育研究災害傷害保険の活用
 9 学生相談所の周知状況
 10 学生相談所の利用経験
 11 悩みや不安の有無
 12 悩みや不安の内容
 13 相談する相手
 14 自殺について
 15 性体験について
 16 性感染症の予防
 17 アルコールの摂取状況
 18 一気飲みの体験
 20 喫煙者の喫煙状況

第10章 大学全般について
 1 一番充実しているとき
 2 人 生 観
 3 大学生活の満足度
 4 授業・教育内容の満足度
 5 授業・教育内容の不満の理由
 6 授業の理解度
 7 選択科目を決める基準
 8 教官との接触
 9 教官に期待すること
 10 授業以外の1日の平均勉強時間
 11 1カ月に読む本の冊数
 12 読む本の種類
 13 図書館の利用目的
 14 図書館の利用時間
 15 図書館に対する満足度
 16 新聞の購読状況
 17 よく読む記事の内容
 18 休日の過ごし方
 19 海外渡航経験
 20 行ってみたい海外旅行の地域
 21 海外旅行の形態
 22 海外留学の希望状況
 23 留学するための準備
 24 学生交流指定校の周知度
 25 留学の目的
 26 国際交流への関心
 27 交流したい外国人
 28 国際交流の形
 29 得意な外国語
 30 得意な外国語の会話能力
 31 外国語の強化方法
 32 国際交流の経験
 33 ボランテイア活動の経験
 34 ボランテイア活動の内容
 35 大学祭への関心
 36 大学祭の意義
 37 セクハラを受けた経験
 38 セクハラを受けた相手
 39 セクハラへの対応
 40 セクハラの影響

第11章 入学動機・進路・就職希望
 1 東北大学を選んだ動機
 2 東北大学大学院を選んだ動機
 3 卒業後の進路
 4 卒業後の職業選択
 5 就職する際に重視すること
 6 就職を希望する地域

第12章 そ の 他
 自 由 記 述
 (大学に対する今後の期待、要望等)






第1章 家庭状況について
 家庭状況については、家族の所在地、家族数、家計支持者について尋ねました。
 家計支持者については、学部学生は父母が圧倒的に多いが、大学院生の場合は本人と答えた者が1割を超えています。
 家計支持者の職業一覧は以下のとおりです。
 また、学部、大学院生とも本人の場合を除く家計支持者の職業は約50%が会社員でした。

表 家計支持者の職業

第2章 住居について

 住居については、住居の種別・部屋の広さ・住居の満足度等11項目について尋ねました。学部学生及び大学院生の男女別住居種別と住居種別の満足度は次の表のとおりで学部、大学院とも約70%がアパート・マンション・学生ハイツ等に住んでいて、現在の住居にはおおむね満足しているようです。

表 住居種別
  住居種別の満足度

第3章 通学について

 通学については、通学方法・通学距離・通学時間について尋ねました。
 学部学生の通学方法は自転車・原付バイクが多く、大学院生になると、乗用車の割合が多くなっていることが注目されます。

表 通学方法

第4章 食事について

 食事については、朝食の摂取状況、食事の摂取場所及び学内食堂の利用状況や感想等8項目について尋ねました。
 男女とも朝食を「毎日食べている」学生は自宅通学者の方が多く、逆に「ほとんど食べない」学生は自宅外通学者に多かった。また、学部学生より大学院生の方が、女子より男子の方が欠食率が高くなっており、これらの結果は全国の統計結果と同じ傾向がみられた。
 朝食を食べない理由として、「時間がない」を挙げる者が男子で40%以上、女子で37%と多くみられた。これは研究やアルバイトなどに時間を費やし、食事を摂取するタイミングをのがしたり、早起きして食事をとるより、寝ていた方が良いとする学生気質の表れと思われる。
 学内食堂に関して学部学生が比較的好感度をもっているが、大学院生はどちらかといえばあまり良い印象をもっていないようです。
 また、学内食堂に対しての悪い感想として、学部学生は「混雑」を一番にあげ、大学院生は「まずい」を一番にあげています。
 さらに、学内食堂の改善に関しては、学部学生、大学院生ともに混雑解消とメニューの充実を指摘しています。

表 朝食の摂取度
  学内食堂に対する感想
  学内食堂の改善して欲しいこと

第5章 収入・支出について

 収入・支出については、1カ月の収入や支出、食事・住居費等及び収支面での生活状況等12項目について尋ねました。
 1カ月の収入状況と生活状況は次の表のとおりで学部、大学院生とも「余裕がある」または「やや余裕がある」と答えた学生と「苦しい」または「やや苦しい」と答えた学生はほぼ同数でしたが、女子学生については余裕があると答えた学生の方が多くなっています。
 また、約10%の学生が「苦しい」と答えています。

表 1カ月の収支状況
  収支面からの生活状況

第6章 アルバイトについて

 アルバイトについては、アルバイトの有無、アルバイトの種類及び紹介元等6項目について尋ねました。
 アルバイトの有無については、学部学生、大学院生ともほとんどの者がしていて、アルバイトの形態としては長期に継続的に行っているのが多いようです。
 また、アルバイトの求職方法は、学部学生については斡旋業者による者が一番多いのに対し、大学院生の場合は友達・先輩からの紹介が一番多いようです。

表 アルバイトの有無
  アルバイトの紹介元

第7章 奨学金・授業料免除について

 奨学金・授業料免除については、受給状況や日本育英会に対する希望、授業料免除制度の周知状況等7項目について尋ねていますが、学部学生については約1割の者が授業料免除制度があるのを知らなかったと答えています。
 また、授業料免除制度への希望として制限・条件等を緩和して欲しいと答えた者が一番多いようです。

表 日本育英会に対する希望
グラフ 授業料免除制度への希望

第8章 課外活動について

 課外活動については、サークルへの加入状況を始め加入しない理由やサークル活動の感想等9項目について尋ねました。
 学部学生の約85%がサークルに加入しているか以前加入したことがあり、サークル活動で友達、交わり連帯ができたと答えています。
 一方、サークルに加入しない理由としては、拘束されたくないが最も多いようです。

表 サークルへの加入状況
  サークルへ加入した動機
  サークルへ加入しない理由
  サークル活動で得たもの

第9章 健康について

 健康については、健康状態、体調不良の原因、定期健康診断について、学生相談所の周知状況や悩みや不安について、さらにはアルコールに関すること等20項目について尋ねました。
 学部学生、大学院生ともに10%程度が「利用経験あり」と回答しています。これは、およそ10人に1人の学生が、学部・大学院在学中に少なくとも1回は学生相談所を利用していることを意味しています。ちなみに学生相談所利用統計によると平成9年度の来談率(実来談学生数÷在籍学生数)は3.1%で、実数で約500人の学生が何らかの問題解決のために学生相談所を利用しています。
 悩みや不安の有無及び内容については、青年時代は人生の中でも最も悩み多き時代といわれています。それを反映してということでもないでしょうが、学部学生、大学院生ともに60%を超える多くの学生が「悩みや不安がある」と回答しています。
 悩みの内容も、学業、進路、人間関係、自分の性格やアイデンティティ、住環境や経済的な問題など、多岐にわたっています。ただしそれらは個々別々の項目ということではなく、「同じ根っ子から発した枝葉」という側面もあるように思われます。したがって、問題の解決にあっては、目先の枝葉の出来事への対応だけでなく、自己の根本問題と対決するという構えも必要となります。
 その際、ひとりでじっくりと考えてみることはもちろん大事なことなのですが、友人と心を開いて話し合ってみたり、親や教官といった人生の先輩の助言を求めたり、学生相談所などで自己分析の援助を受けることで、堂々めぐりや狭い思い込みに陥ることを防げるものです。
 悩みや不安は誰にとっても決して心地よいものではありませんが、それらが自己の成長や新たな領域開拓の契機となるということも事実なのですから、逃げることなく立ち向かうことが大事です。そしてその過程においては、必要に応じて、思い切って周囲の人びとに援助を求めることを躊躇すべきではありません。

グラフ 学部学生の学生相談所の利用経験
    大学院生の学生相談所の利用経験
表 悩みや不安の有無
  悩みや不安の内容

第10章 大学生活全般について

 大学生活全般については、一番充実しているとき、人生観、満足度、授業・教育内容、読書や図書館に関することさらには海外留学の希望、外国語の能力、セクハラに関する事項等40項目について尋ねました。
 一番充実しているときについては、構成比10%以上となったのは、学部学生、大学院生ともに、「友人や仲間といるとき」「スポーツや趣味に打込んでいるとき」「勉強に打込んでいるとき」「異性の友人や恋人と一緒にいるとき」の4項目です。それらの4項目で、全選択の約80%をカバーしています。所属をクロスさせて見てみると、学部学生では「友人や仲間といるとき」や「スポーツや趣味に打込んでいるとき」が、大学院生(特に文系)では「勉強に打込んでいるとき」に最も充実感を感じるという回答傾向が認められます。
 人生観については、学部学生、大学院生とも、「自分の好きなように暮らす」「経済的に豊になる」「社会のために尽くす」の3項目が多く選択されており、それらは合計すると回答全体の87%前後を占めています。中でも「自分の好きなように暮らす」は学部学生で64.3%、大学院生で62.0%と非常に高率で選択されています。一方、「社会的な地位をえる」という権力志向的な生き方は魅力に乏しいものととらえられているようです(それぞれ4.8%、6.3%)。今回の結果からは、「個人的な幸せを追求し、趣味に合った安楽な生活をしつつ、コミュニティの一員として社会に寄与する生き方をしたい」というような青年の価値志向パターンが読み取れそうです。
 大学生活の満足度については、学生全体としては、40%は「大学生活に満足」、24%が「不満」、35%が「どちらともいえない」という結果が得られました。大学院生の方が学部学生よりも満足度が高く、医系が他系よりも満足度が高いようです。男女差ということでは、学部学生については顕著な差異は認められませんでしたが、大学院生では「たいへん満足」+「満足」の割合が男子47.8%、女子35.5%と、女子の方が男子よりも満足度がかなり低いことが、はっきりと示されました。この点は今後更なる原因分析を行った上で、必要な対策をとるべき問題だと思われます。

表 一番充実しているとき
  人生観
  大学生活の満足度

第11章 入学動機・進路・就職希望

 東北大学及び大学院を選んだ動機や卒業後の進路等について尋ねました。
 就職する際に重視することについて、学部学生も大学院生もともに「仕事の内容に興味がある」「自分の能力、専門知識が生かせる仕事」を男女とも挙げている。

表 東北大学を選んだ動機

第12章 その他

 その他として、大学に対する今後の期待要望等について自由に記述してもらいましたが、以下の表のように多くの意見が寄せられました。
 次頁以降に、自由記述の具体例を事項別に何例ずつ紹介します。

表 自由記述の内容と件数

自由記述の具体例

1 施設設備に関すること

【厚生施設関係】
○ 工学部コンビニ大歓迎。できるだけ早い完成を望みます!24時間とはいわないまでも深夜・早朝はあけてほしいです。
○ 青葉山キャンパスは学食しかなくて、食事のときにとても不便なので、近くに何か食堂があればいいなあと思う。

【学寮関係】
○ 既婚者の学生が家族(妻子)と共に住むことのできる寄宿舎のような施設があると助かります。
 現在の日本の大学は妻子を持つ社会人が、更に学歴を積むために退職して入学するには厳しい環境にあると思います。

【課外活動施設関係】
○ 片平の体育館は建てかえるべきだ。(「~して欲しい」ではない)窓ガラスはわれ、電気のつかない箇所があり、そして、(体育館)中央のしきりはこわれたままである。これは私の入学した約6年前からそのままほったらかしである。あんなにボロイ体育館で練習している大学は他に知らない。早急に対処すべきだ。まずは現状の調査をして欲しい

【駐車場・駐輪場関係】
○ 学生に対してなぜ駐車場を解放してくれないのか。距離制限を設ければ遠距離通学者もずいぶんと楽になるとおもわれる。去年などは、車は車なりにちゃんと秩序をもって駐車していたと思うのに、どうしてあそこまで、徹底的に締め出す必要があるのだろうか?かえって違法駐車が増えて混乱しているのではないか!!
○ 1~3年生にも駐車場を解放してほしい。雨や雪の日にバス停までとても遠い学生はどうしょうもありません。
○ 駐輪場、駐車場をちゃんと整備してほしい。無駄なスペースが多々見られる。
○ 遠路通学する生徒の為に駐車場をつくってほしい。

【教室及び実験実習施設関係】
○ 学部・学科間における教育施設・環境の差をなくしてほしい。勉強しやすい環境を整えてほしい。
○ 研究棟の環境が良くないと思う。例えば改装にしても外装のみなど不十分であり、もう少し居室や実験室の改善に対しても気を配って欲しい。
○ 研究環境のよりいっそうの充実を希望します。例えば、インターネットは大変込みあっており、つながらない時間帯もあり、つながっても読み込みがとても遅いのです。(ダイヤルアップ接続の場合)
○ 暖房が12月にならないと入らないとか夕方5時で切れてしまうとかいうのを、各部屋ごとに必要なときいつでもつけられるようにしてほしい。
○ 大学院研究生用の各部屋の電源容量(特にコンセントの数)を増やしてもらいたい。できれば、有料でもよいので、電話回線または、ネットワーク端末を付設していただけないでしょうか。

【キャンパス全般に関すること】
○ 外から見た大学というものをもっと考えてほしい。教養部など外見はコンクリートのただの建物でまるで高校みたいである。せめて外壁でもなんとかしてほしい。大学で必要なのは、そこで行われている研究の中身であるが、大学の外見から向学心がわいてくることがあるのも事実である。
○ 大学の建物自体やその他の施設が嫌く、古い点に不満があります。特に常に利用しなければならないトイレが非常に嫌く、数も少ないです。


2 授業料及び奨学金等に関すること


【授業料関係】
○ 授業料免除のわくを拡げて(軽減)下さい

【奨学金関係】
○ 大学院に進学したいと思っていますが、家庭の都合等から奨学金等を受けないとやっていけそうにありません。が、そのような情報(基準等)がほとんどありません。教務掛に問い合わせても非公開だからと教えてもらえません。様々な面でAboutすぎませんか?
○ 社会人大学院生のための奨学制度を充実させて欲しい。Eメールを使って、案内・伝言各種届出等ができるよう整備していただきたい。
○ 奨学金はもっと安くてもいいから、人数を増やしてほしい。特にマスターはかわいそうだ。
○ 育英会の奨学金の既婚者に対する制限をなくして欲しい。現在の既婚者に対する制限(配偶者の収入を本人の収入とみなす)という規定のために、奨学金の貸与も受けられず、かといってアルバイトをしようにも、子供がいたため時間的に難しい状況を是非ご理解頂きたいと思います。
○ 奨学金制度はもっと制約を弱め、希望者がみなもらえるようにしてもよいのではないか。


3 進路指導・就職指導について


【進路指導】
○ 他大学も含めた大学院の入学についての情報が手に入りやすくしてほしい。
○ 進路決定のとき学生主体としてほしい。特に就職のときは、学生がただの駒として見ている様な気がしてならない。

【就職指導】
○ なぜ東北大学には就職課がないのでしょうか。これから就職活動を迎える3年生としては大変不満に思います。もはや東北大学は「古豪」でしかないのですから、重い腰を上げたらどうですか。
○ なぜ東北大学には『就職課』のようなものが存在していないのでしょうか。情報がまったくといっていいほど得られません。
○ 東北大学は、大学内の雰囲気で理系の学部だけに注目がそそがれていると思う。例えば、就職活動に関しても、文系の学部内学生に対しては斡旋が少ないように思われる。それと公務員講座が設置されることが望ましい。授業にしても国家試験等に役立つような内容にして頂きたい。
○ 就職課がなくて、就職の際相談できるところがなくて困る。
○ 関東の大学に比べると、就職課が貧弱なのではないか?地理的に不利な状況にあるのだから、それをカバーできる情報提供を求めている学生は多いのではないかか。
○ 院生の就職情報をもっと目に付くように充実させて欲しい。国際文化科でも教員の専修免許を取得できるようにするか、文学部の授業を聴講して取得できるようなシステムにして欲しい。


4 課外活動への要望意見


○ 部活の大会の欠席をサボリの人達と同じ扱いにしないで欲しい。
○ 部活の欠席届は認めて下さい。また、出席点のみで成績が決まる講義はやめて下さい。
○ 僕の入っているサークルのサークル部室は、午後9時になると、警務員が来て、サークル棟がしまってしまう。警備上の問題もあるだろうし、24時間開けてくれとまでは言わないが せめて午後12時ぐらいまで開けておいてほしい。
○ 大学祭の規制が多すぎ。午後5時で何で閉めなくてはならないのでしょう。酒は売ってはいけないのですか。東北大学にも、北海道大学並の寛大さが欲しいものです。北大は4日間開けっぱなしでしたよ。
○ 大学祭の時は徹底して全学生(院生も含む)を休みにしてほしい。川内は休みになるが、他キャンパスだと休みにならなくて学祭に行けない。


5 その他諸活動への意見・要望


○ 自治会等が昼休みにうるさいのでなんとかしてほしい。また看板が通行のじゃまになり、また著しく景観をそこねているので、取り除いてほしい。窓の張紙もはがしてほしい。先日のストライキも非常に迷惑だった。彼らの活動は明らかにいきすぎであり、東北大のイメージを悪くしているだけでなく、学生にも迷惑をかけているので、活動を縮小させてほしい。少なくとも入学時の4千円の払わせ方は非人道的だと思う。
○ 自治会をどうにかして欲しい。ストライキにしろアピール活動にしろ大変迷惑である。自治会費の徴収はやめさせるべきである。
○ 今年、入学する時、入学手続きの下の階で自治会が自治会費4000円を払うよう言ってきて、絶対はらわなくてはいけないものだと思って払ってしまったが、そのお金が自治会の活動費になっていると思うと、お金を返してほしい気分になる。普通入学手続きの下の階でお金を集めていれば、払わなくてはいけないものだと思うものだ。特に新入生は自治会がどういう活動をしているのか知らないのだから、なおさらだ。来年からは、入学手続きの下の階でお金を集めるといった自治会のさぎまがいの行動はやめさせるべきだ。
○ 11月13日のストライキについて、あれは、ごく少数の人数による横暴のために私をはじめとする多くの学生の憲法上保護されている学問の自由を侵害するものであります。このままでは、大学の秩序が悪くなってしまいます。この少数の人権の保証よりも大多数の学生達の人権を保障してほしいと思います。
○ 一度きりしかない大学生活、何にうちこむのも非常に良いことだとは思うけど、人に迷惑をかけてまで、やりたいことをやっている人達がいます。それは、学生運動の人達です。まわりの人達の勉学の邪魔です。先日、勇気ある青年が意見したところ、彼等は「戦争反対」とか言ってるくせに、青年にくってかかり武闘派の一面を見せてくれました。まったく“戦争反対”が聞いてあきれました。できれば彼等には、青年と平和的会談をしてほしかった。あとストラキのせいで学校が休みになったのは腹立たしかった。彼等をどうにかしてほしい。
○ 自治会、中核派のビラまきをやめさせて欲しい。昼休みの宣伝もやめさせて欲しい。ただうるさいだけ
○ 先日行われた「ストライキ」なる愚行に対して、大学側が少なくとも私が目にした範囲で行った抗議は、ひっそりとはりだされた掲示のみであった。まさかとは思うが、あれだけで「大学側は事前に抗議した」などという恥さらしな主張はよもや行うまいと信じたいがいくら何でも消極的すぎる、その消極性が運動家達には増長と非難の材料を、一般の学生には、無意識的な不信、もしくは更なる無関心を呼びおこしている一面は決して否定できないということを大学当局は知るべきである。


6 大学教職員等への批判・要望


【教官への批判・要望】
○ 一番言いたいのは有名な教授を集めたって意味がないということ。そんな人達の考えてることは本などでも知ることができる。それよりうまく、わかりやすく教えてくれる教授であってほしい。講義ではなくて授業であってほしい。
○ 大学の教官に対してですが、わかりやすい講義のために、教える技術を磨いて欲しい。私は、予備校に通ったことがありますが、予備校の講師達は教えるプロで、わかりやすく、楽しく、身につく講義でした。そこまでとはいいませんが、小・中・高の教師のように教える技術を学んで下さい。
○ 学生が求めているのは何かを理解して、講義を行ってほしい。昨年も授業について様々な意見が出たはずであるが、未だ改善されていないような気がする。せっかくアンケートを行うのだから、もっと我々の意見、感想を参考にした授業を行うようにしてほしい。
○ 最近の教官、学生は純粋な一生懸命さがない。一人で頑張っていても浮くだけ。
○ 教官は学生に講義しているという責任感を持っていないと思われる。自分の研究第一という感じであり、学生の能力や現在置かれている状況を考えようとしない。自己中心的である。~という人が多い。
○ 研究ばかりで、学生におしえるという感じではない。学生は学ぶために入学して研究室にいるのだから、ただ雑用をさせたり、非常識なほどの労働をさせるな。学生は研究のための道具ではない。本人がやりたい勉強ができない。希望している研究をみんなできるようにするべきだ。今のような状態で優秀な人材など育つわけがない。
○ 教授、助教授などという肩書は、学内だけのもので、それが人間性を表すものではないという自覚がもっと欲しいと思う教官が、あまりにも多すぎると思う。

【事務官等への批判・要望】
○ 別に愛想をふりまけとは言わないし、忙しく、また、学生の側に落ち度がある事もおおいとは思うが、頭ごなしにヒステリックな対応されると、とてもコワイ。学生は、何かわからない時に教務に質問や確認をしたりするわけだが、そういう時に、少しぐらい親切な対応ができないのだろうか。「~にかいてあります!!」とよく言うが、教務の書き方が悪いからわからないのだ!と思う。いつもお世話なっていて、感謝はいているが、窓口の対応は、改善してほしいと思う。
○ 東北大の事務はあって無きがごとし。もっと学生への連絡をきっちりし、掲示物も確実に学生の目につくようにして欲しい。大学は学生の教育、研究のためにあるのに、事務が学生相手に「サービスでしている」という態度をとるのはおかしい。分からない事があれば学生が事務に聞きに来いという姿勢も異常である。どんな連絡事項があるか、学生はどうすれば良いかをきちんと通知してこそ、事務の存在意義があるのではないか。

7 カリキユラム及び授業等に関すること


○ カリキュラムが、細かすぎる。卒業に必要な単位をとっていても、4年生時に、20単位以上取らなければいけないシステム(経済学部)は非常に負担が大きい。まじめに3年間勉強して単位を取ったのであれば、そこまで細かく、生活をしばる必要はないと思う。
○ 現在、経済学部のカリキュラムが改悪されてしまったために、学生に科目選択の余地は全くなく、ほとんど全ての興味のない科目を履修せざるをえない状況です。3年への進級時に約50人が留年しましたが、今のカリキュラムのままでは卒業時には100人近く留年すると思われます。もう少しゆとりのある授業選択をさせてもらえないのでしょうか。
○ カリキュラムをもっと楽にしてほしい。本1冊ゆっくり読む時間もない。アルバイトできる余裕もない。このアンケートをゆっくり書く余裕もない。
○ 医学部で、新カリキュラムになってから休みが短く(夏は1ヶ月ない状態)、精神的にストレスがたまりやすく、体の方もきつい。試験勉強も試験日程のため、次から次と続くので十分に吸収できないうちに終わってしまう。もっと1年から4年に科目をうまく散らせないのでしょうか?1~2年の川内から星陵への移動はなくせないのでしょうか?教養の科目はある程度必要だと思うが同じ日に取れるようにしてほしかった(1年年の時は)とりあえず1~3年の時の長い休みと4~5年の時の短い休みのバランスを見直してほしいです。
○ 1、2年次のカリキュラムのキビしさを、何とかしてやってほしい。
○ 大学のカリキュラムに、インターン制による実社会での研修を加えて、学習と実践のバランスを取れる様にして欲しいです。
○ 1、2年から専門科目を学べるのはよいと思うが、そのために一般教養科目の選択の幅が狭まったり、科目数が減らされるのには抵抗を感じてしまいます。時間の許す限り学部に関係なく自由に教養科目を選べることを期待します。
○ 教養科目の選択の幅を広げて欲しいと思います。(また、より特色のある講座-例えば学外の先生や専門家を迎えてーを設置していただきたいです。他の大学ではそのような試みが成功しているように思います)
○ 教養科目で必修科目をつくるのはやめてほしい。例えば、医学部で物理や数学を必修にしても意味がないと思う。
○ 一般教養の授業は将来的に使うものであってほしい。例えば歯学部では数学や物理を使わないのに必修となって、かなりの負担となっています。しかし、結局学部へ上がってしまうと、忘れてしまい、何の意味もないと思います。将来の進路にかかわる教科だけを必修としてほしです。
○ 一般教養では、より興味深く、必修の勉強への妨げにならない授業を、必修では、自分の進みたい学問に必要であるだけの授業を望む。
○ 他の大学に比べ、東北大学の勉強は強制的な部分が大きいと思います。もっと個人が自由に選択できるような方針を考えることはできないのでしょうか。私は今、勉強が楽しいとはどうしても思えません。
○ 同名の講義を複数の教官が開講するなどすればもっと興味深い内容になると思う。予備校に比べて講師のサービス精神のなさが気になった。予備校講師は必死で教えるから聞く方も興味深かった。研究者としての評価など話題になっているが、講師としての評価はあくまでも聞いている学生が全てだと思う。
○ 試験に臨む生の態度に驚きました。カンニングは当然という学生のやり方にもう少し厳しくあって然るべきだと思います。評価ある以上、まじめに勉強している学生が正当な評価を受けられるようにして下さい。
○ 大学院入試の問題の閲覧が特定の期間に限定されているのは、他大学から受験する者にとって得にくい情報であり、不公平な気がします。


9 図書館に関すること


○ 反応研の図書など工学分館から依頼すればコピーが入手できるようにして欲しい。いちいち取りに行くと小一時間かかり、非常に効率が悪い。
○ 図書館の本の管理が甘い。体だけ出口を通って、カバンは別のところを通す人を以前見た。警察じゃないから持ち物検査はできないだろうけど何とかしてほしい。あと、川内の図書館は暖房が効き過ぎで、座席の数が足りない。
○ 図書館は日曜日も使えないものでしょうか。
○ 2号図書館のビデオブースをもっと充実させてほしい。図書館の冷暖房を適切に行う。
○ 大学図書館につき、休日開館を実施してもらいたいと思う。また、「大学解放」をすすめるとして、まず大学図書館を一般に解放すべきと思う。県立図書館などとは性格が違うから、なんらかの制限はやむを得ないが、少なくとも一般の人々に利用の機会を与えるべきだし、税金で運営しているのだから、すぐにも実施してもらいたい。
○ 図書館について:コンピュータへの登録を早く進めて欲しい。もっと本の数を増やして欲しい。蔵書数は大学の質のバロメータの一つである。
○ 医学部の図書館に生協で売ってるような新しい教科書や専門書をおいてほしい。今ある本は、古くてぼろぼになったものや、独語の本など、ほとんどの人が使わないようなもの多すぎる。もっと書籍代にお金をかけてもよいと思う。
○ 農学部の図書館をもう少し充実させて下さい!!今現在PM6:00閉館なのですが、もう少し遅く、せめてPM9:00まで利用できるようにして欲しいです。農学部生一同願っています。是非実現できるようにお願いします。


10 大学の管理運営及び諸規則に関すること


○ 大学とは研究・勉学を(とりあえずの)目標とし、それを望む者には最大限のサポートが与えられるべきである。しかるに、この2年半の大学生活において様々な面で、大学の組織運営上での規則等を優先し、学習者の意志が通らぬことをまのあたりとした。もちろん大学も組織である以上それを維持する為のスケジュール等はあるであろう。しかし、現在の状況はあまりに学習者の要望する状況からかけ離れていると考える。対外的に様々な改革を打ち出してアピールするのもよいが、今少し足元をみつめて、基礎的な部分から改革していって欲しいと切に願うものである。
○ 私大を卒業して東北大の大学院に入学しましたが、はっきりいって東北大には失望しました。それはまず第一に何か大学全体にエネルギーがないこと。もう一つは学内の車の違法駐車や盗難など、あまりにもモラルが低いことです。特に校内及び学校周辺の違法駐車にはあきれるばかりです。
○ 管理棟での履修・確認手続きですが、1日2日位しか受けつけず、しかも窓口はあんなに狭いというのは、ツラいです。昼休み、行ける時間に閉まっていることも混雑の原因の1つです。(私はこの前、履修届の確認表をもらうために次の授業に遅刻しました)改善して欲しい一番のことです。学部毎に交付や受取りの日時をずらすとか、1週間位の幅をもたせるとか、どうか行列をなくすための対策を立てて下さい。
○ 学部内の閉鎖主義はやめてもらいたい。(特に医学部)特に図書館の出入りぐらい所属に関係なく自由に出来るのが当然だと思う。物事の決定過程を明らかにしてもらいたい。
○ 学生生活改善のため、大学に対する要望等を言える機会を(このアンケートを含め)いろいろな場で設けてほしい。
○ 学部を越えたつながりを持てる場を作って欲しい。
○ 大学院に進学したのは良いが環境は悪い。科研費もない。授業料を搾取しておきながら、研究など出来る環境ではない。これは泥棒と同じだ。


11 大学の教育・研究体制についての意見・要望


○ 研究室配属を早め、そこで研究で必要な学問を専門の講義として取り扱ってほしい。
○ 大学が単なる研究機関ではなく、教育機関という面を持っているのならば、学生の意見にも耳を傾けて欲しい。現在の大学当局には、学生の声を押しつぶす姿勢が見られる。時代を動かすのは学生だということを忘れないで欲しい。
○ もっと考えさせるためdiscussionさせるような教育にして欲しい。出席をとるのは意味がないと思う。私立大学を卒業した者だが、自分で発表したり、文章を書くことは大学を出てから学ばなければならなかった。
○ 授業を含めて厳しくした方が良いのではないかと思います。最近の新設校は評判が良く東北大学に危機感を感じます。英語の講義はヒヤリング中心にするべきだと考えます。
○ 大学院の授業は最近(大学院重点化のためだと思われるが)極端に多くなったような気がする。しかしその授業があまり役に立っていない。教官が「仕方なくやっている」ような感じ。
○ 教育センターの一般教養は役に立っていない。教官の研究の発表の場と化している。もっと実用性があるもがあっていいと思う。
○ 大学統合については難しいが各学部及び大学教育センターの交流が希薄だと思う。もっと場所間の交流がほしい。
○ 編入学、転学部、転学科、転系の機会を増やしてもっとその情報を流してほしい。
○ 女性教授を増やしてほしい。
○ 研究機関としての大学と教育機関としての大学の間に大きな溝あると思います。最近大学の改革が行われていますが、本質的なところは何も改善されていないと思います。お金をかけて環境を整備することも大事ではありますが、本質的な所を変えない限り意味がないと思う。
○ 魅力ある教官の採用が何よりも大切であると考える。単に、人脈や学閥などで選ぶのではなく、公正で適切な教官の採用を行われなければ、大学として意義はない。特に、東北大学出身者を優先的に選ぶということはすべきでない。又、なるべく教官は自分の思想、研究などを学内で学生に公に示すべきであり、それを学生に批判させたり、議論させたりするということが必要である。何よりも大学を活発にさせるのは、優れた教官とその教官の持つ学問である。


12 そ の 他


【大学移転問題に関して】
○ 青葉山地区への全学移転は交通の不便さで、問題が大きいと思う。特に、マイカー通学の許可されない1~3年生は冬場の通学が困難ではないか。もし、移転するのであれば、十分な駐車場の確保を!!(有料化してでも)
○ 青葉山移転をするのもいいが、いろいろなものを(周辺の人間の気持ちなど)整理したうえできちんとしたもにして欲しい。また、せっかくの総合大学であり、地域への貢献を考えれば、大学のまわりすべてが国有地、県有地であることは望ましくないと考える。喫茶店やコンビニなど大学のまわりに無いのが入学当時非常に不思議であったが、大学を中心に一つの町ができるということも一つの活性化となり得るのではないだろうか。
○ 市内に分散している学部を早く統合して1箇所に所在地をまとめて欲しい。学部、専攻の学生が身近で生活、研究している本来の大学の姿を仙台に実現して欲しい。

【本調査についての意見・要望について】
○ このアンケートについて:問題数が多いため、答えない人が多いと思う。どう考えても一つにしぼれない問がいくつもあった。逆に、こんなに回答枠がいらないといった問いもあった。少しバランスをとって欲しい。
○ このアンケートは本当は何のために行ったのでしょうか。このアンケートで学生生活が改善されるとはとうてい思えません。また、大学の側が何かしてくれるということも私は期待していません。このアンケートで学生生活を改善するのではなく大学の体質が改善されることを望みます。

【そ の 他】
○ どこかの大学でやっているように、セクハラ防止のマニュアルのようなのを作って全員に配るなどして意識を高めて欲しい。また、被害を受けた人が不利にならないよう常に被害者の側にたって対処してほしい。
○ このアンケートの有効利用を望みます。殊にセクハラ関係のデータについては単なる集計にとどまらず、何らかの対策なり調査なりのベースにすべきです。本当にひどいセクハラを受けた人は既に東北大以外の大学に移っていたりしますので、解釈には注意が必要です。
○ セクハラは体にさわったり、ひわいな言葉をいうと言ったことだけでない。学会の宿等、男性とはどうしても同じようにしようがないのに「君だけ特別扱いはできない」「一人だけぜいたくをしようとしている」(シングルで泊まることに対して)と折にふれ言われたり、自分以外は係の者がまとめて手配するのに「君は自分の事は自分でやれ」と、そんな時だけメンバー外の扱いをうける。深夜仕事をするのは危険だと言ったら「だったら朝5時に来い」と言われる。どうしようもない生物的違いを、甘えやわがままと言われ、抗議すれば「セクハラだ、差別だとさわぐな。そうすればいいようにしてやるから」となかばおどしのような事を言われる。
○ 大学でのセクハラ(この言葉は飲み会などでふざけて使われる事が多いので、ここに書くことさえ嫌な気分になるが)に取り組むなら、本気で結果を出して下さい。最近新聞によく出ているような、院生以上の人々に対する性差別が、うちの大学で実際に行われているかどうかは知りませんが、もし行われているなら、大学の案内にある「我が国で女子学生に対して最初に門戸を開き」という部分を直ちにけずるべきでしよう。そんなこと自慢できる立場じゃないでしょう。女性に対する先進性を表現するなら「ただし女性の場合には学究を全うできない場合有」なんて書いておくと、とても親切でありがたいです。無駄に試験勉強する膨大な手間がはぶけます。

学生生活実態調査委員会