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「水で戻せる乾燥ゲル電極を開発」しっとり柔らかいゲル電極が"丈夫になって"乾燥保存も可能に

 東北大学大学院工学研究科の西澤松彦 教授の研究グループは、乾燥した状態で保存し、水分を吸わせて(水で戻して)使用できる、生体に安全な有機物の電極を開発しました。伸び縮みしても断線しない導電性のウレタンゴムを作製し、これを、変形に強いハイドロゲル(ゼリー)の表面に接合する技術を開発したことによって、乾燥と水戻しで体積が変化しても壊れず、高圧水蒸気による滅菌消毒も可能な、安全・衛生的で「丈夫な」ゲル電極が実現しました。このゲル電極は70%以上が水分であるため生体にしっとりと馴染み、神経や筋肉の活動計測、および通電治療などに有効です。また、体内埋め込みによる脳・神経機能の補助などにも適しています。

 本研究は、地域イノベーション戦略支援プログラム「知と医療機器創生宮城県エリア」の一環であり、成果の一部が2014年6月10日にドイツ科学誌「Advanced Healthcare Materials」にオンライン掲載されます。

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問い合わせ先

東北大学大学院工学研究科 バイオロボティクス専攻

西澤 松彦(ニシザワ マツヒコ)(教授)
TEL/FAX: 022-795-7003
E-mail: nishizawa*biomems.mech.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

長峯 邦明(ナガミネ クニアキ)(助教)
TEL/FAX: 022-796-3586 
E-mail: nagamine*biomems.mech.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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