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排熱活用型小型メタン発酵および人工湿地システムの施設説明会について

 東北大学大学院農学研究科はこのたび、排熱活用型小型メタン発酵および人工湿地システムの施設説明会を開催いたします。
塩釜市の漁船漁業および水産加工会社の株式会社渡會さんの協力を得て、魚のアラおよび排水処理汚泥(1トン/日)をメタン発酵して生産したバイオガスで発電し、メタン発酵処理後の廃液は、自然の浄化能力を活用した人工湿地によって浄化する実証設備が本格稼働しました。  
 従来、メタン発酵が困難とされていた原料である魚のアラから、効率的なバイオガス生産を可能にすることで、水産地域から排出される魚ゴミを自社で活用してエネルギー生産し、廃液は省エネ、省スペースで処理することを目的にしています。  
 これらの技術により、災害時に最も必要となるエネルギー供給システムおよび排水処理システムを、分散的に沿岸海域に設置し、利用できる災害に強い地域づくりを目指しています。  
 本事業は、東北大学大学院農学研究科および日本大学工学部が、文部科学省 東北マリンサイエンス拠点形成事業(新たな産業の創成につながる技術開発)の「排熱活用小型メタン発酵による分散型エネルギー生産と地域循環システムの構築」として実施しています。

日時  平成26年7月26日(土)13:30~14:30
場所  株式会社渡會 駐車場(国道45号線沿い)          
住所  宮城県塩釜市新浜町1丁目7番10号

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学大学院農学研究科
附属複合生態フィールド教育研究センター
准教授 多田千佳 tel:0229-84-7395
e-mail:tada*bios.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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