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ノーベル賞の秘密に迫る!Sketches of Science at Tohoku University 記念講演会開催

講演中のアメリン館長

ノーベル賞の原点とは?そしてノーベル賞選考のプロセスとは?

多くの研究者の興味をひいた、ノーベル博物館長・オロフ・アメリン氏による記念講演会が8月23日(土)にウェスティンホテル仙台で行われました。これはノーベル博物館及びリンダウ・ノーベル賞受賞者会議との共催により、東北大学で開催している「Sketches of Science at Tohoku University」を記念して開催されたものです。

記念講演会の中でアメリン館長は、ノーベル賞設立の遺言を残したアルフレッド・ノーベル氏がどのような人物であったのか、遺言はどのようなものだったかを紹介しました。そしてノーベル賞受賞者の中でも特筆すべき人物について語り、東北大学出身で東北大学名誉博士の田中耕一氏の受賞時のエピソードなども紹介しました。 続いて行われた対談では、東北メディカル・メガバンク機構長の山本雅之教授が「ノーベル賞選考プロセス」について迫りました。誰が受賞者を決めているのか、ノーベル賞候補者はどのように推薦されているのかなどが明らかにされ、その中でアメリン館長は「ノーベル賞を取ろうと思って研究しているようでは、なかなかノーベル賞は受賞できない。ひたすら研究に没頭している人が受賞するのです。」と、研究へ集中することの必要性を語りました。

50名を超えるノーベル賞受賞者が自身の研究内容やメッセージを大きな模造紙にクレヨンで表現し、それを持って写真におさまったパネルや、彼らの肉声、東北大学のノーベル賞関連資料などが展示され、ノーベル賞の魅力を存分に感じられるイベント「Sketches of Science at Tohoku University」は東北大学片平キャンパスで8月31日まで開催されています。

(取材:総務企画部広報課 藤村由紀子)

左:山本雅之 東北メディカル・メガバンク機構長
右:オロフ・アメリン ノーベル博物館長

問い合わせ先

東北大学知の創出センター事務局
TEL:022-217-5972
Email:sketch2014_tfc*ml.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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