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世界最速、極低温冷凍機の開発

東北大学金属材料研究所の青木大教授の研究グループと日本カンタム・デザイン株式会社は、室温から絶対零度近くの極低温(0.1ケルビン、-273℃)まで、世界最速で冷却できる物性測定用冷凍機(ADR、断熱消磁冷凍機)を共同で開発しました。通常の冷凍機とは異なり、磁気を用いて冷却する方法であり、従来の50~100倍の冷却速度です。低温寒剤であるヘリウム資源の枯渇が叫ばれる中、簡便、安価に極低温を得る冷凍機として今後多くの需要が見込まれます。また、極低温を短時間で得られることで、新奇超伝導体の物質開発、磁性材料の開発などにつながるものと期待されます。

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今回開発した小型の断熱消磁冷凍機(ADR)

問い合わせ先

東北大学金属材料研究所
附属量子エネルギー材料科学国際研究センター
教授 青木 大(あおき だい)
Tel: 029-267-3181, Fax: 029-267-4947
E-mail: aoki*imr.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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