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「東北大学菜の花プロジェクト」~フード・アクション・ニッポン アワード2014~研究開発・新技術部門 優秀賞受賞

「東北大学菜の花プロジェクト」(プロジェクトリーダー、環境システム生物学:中井裕教授)は菜の花を用いた塩害農地の復興への取組みが評価され、この度、フード・アクション・ニッポン アワード2014 研究開発・新技術部門の優秀賞を受賞しました。

「東北大学菜の花プロジェクト」は、東日本大震災で津波に冠水し、塩害に悩まされている被災地の農地復興を目的として、2011年3月、東北大学大学院農学研究科の有志教員が、各方面の支援を受けながら、産官学の連携プロジェクトとして立ち上げました。

本研究科は、世界で唯一のアブラナ科植物のジーンバンクを保有する機関(植物遺伝育種学:西尾剛教授)で、この遺伝資源を利用して、耐塩性に優れた品種の研究開発に取り組んでいます。同時に、塩害農地の徹底した土壌調査と分析を宮城県と共同で行い(土壌立地学:南條正巳教授 栽培植物環境科学:齋藤雅典教授、伊藤豊彰准教授)、最適な品種の選抜(植物遺伝育種学:北柴大泰准教授)、ナタネ生産残渣のメタン発酵・エネルギー生産システム開発(環境システム生物学:中井裕教授)に取り組んでいます。

すでに、アブラナの一般品種を塩害農地で栽培しており、食用菜の花や食用油などの食品、プリザーブドフラワー、キャンドルなどの商品開発のほか(フィールド社会技術学:大村道明助教)、バイオディーゼル燃料の製造も行っています。ナタネを中心としたエネルギーの地産地消、ナタネの茎葉や搾りかすなどの資源循環、耐塩性品種の利用などをめざした態勢づくりを進めています。

授賞式

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学大学院農学研究科
東北大学菜の花プロジェクト事務局
担当:寺島
Tel:022-717-8929
E-mail:info*nanohana-tohoku.com(*を@に変換してください)

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