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バイオ電流で速く効く! 貼ると発電する皮膚パッチを開発ー酵素によるバイオ発電で薬剤の浸透を加速ー

 東北大学大学院工学研究科の西澤松彦 教授の研究グループは、酵素によるバイオ発電の技術を利用して、体に貼ると微弱な電流が発生し、皮膚を通した薬の浸透が促進される「バイオ電流パッチ」を開発しました。生体・環境に優しい有機材料のみで造られたバイオ電流パッチは、軽く・薄く・柔らかく、そして使用後はそのままゴミ箱に捨てることができます。皮膚への薬剤浸透が電流で加速される効果は以前から知られており、病院や美容クリニックなどで利用されてきました。皮膚パッチに自ら発電する能力を搭載し、外部電源を不要にしたことで、家庭用の使い捨てセルフケア用品として普及する可能性が生まれました。

 本研究は、地域イノベーション戦略支援プログラム「知と医療機器創生宮城県エリア」の一環であり、成果の一部が2014年11月17日にバイオマテリアル分野の有力誌「Advanced Healthcare Materials」にオンライン掲載されました。

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問い合わせ先

東北大学工学研究科バイオロボティクス専攻
西澤 松彦(ニシザワ マツヒコ)(教授)
TEL/FAX:022-795-7003
E-mail:nishizawa*biomems.mech.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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