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元素含有量により津波堆積物を高精度に識別するデータ解析手法を開発―過去の巨大津波到達範囲推定への応用に期待―

 東北大学大学院環境科学研究科の桑谷立助教は,同研究科の駒井武教授・土屋範芳教授・渡邊隆広助教(現 日本原子力研究開発機構),東京大学大学院新領域創成科学研究科の永田賢二助教・岡田真人教授,秋田大学の小川泰正准教授との共同研究により,2011年東北沖津波堆積物を元素含有量データから客観的に識別する数理的手法の開発に成功しました。本手法を他の様々な津波堆積物判別手法と併せて使用することで,過去の巨大津波到達範囲の正確な推定に役立つことが期待されます。

 なお,本研究は,今後の津波堆積物研究に貢献する成果であると共に,地球・環境科学者と情報科学者間の密接な連携により得られたことは,異分野間の学融合研究によるイノベーション創出の好例だといえます。

 この成果は,2014年11月17日に英国Nature Publishing Groupのオンライン科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されました。

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問い合わせ先

国立大学法人東北大学 大学院環境科学研究科
太陽地球システム・エネルギー学講座
助教 桑谷 立
Tel:022-795-4859
e-mail:kuwatani*mail.kankyo.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
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