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全固体電池において、極めて低い電極/電解質界面抵抗を実現 -高速充放電など高性能化に一歩前進-

東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)の春田正和助手(現 同志社大学研究開発推進機構准教授)、白木将講師と一杉太郎准教授らの研究グループは、全固体リチウム電池(注)において、極めて低い電極/電解質界面抵抗を実現しました。電極(コバルト酸リチウム)と電解質(窒素添加リン酸リチウム)からなる非常に高品質な界面を実現し、電極/電解質の界面抵抗を、液体電解質を使用した場合よりも低く抑えることに成功したことによる成果です。
 本研究は、全固体リチウム電池の実用化に向けた難しい課題が解決可能であることを実証し、工学的にも学術的にも非常に意義があるものです。
 本研究成果は平成27年3月4日(米国東部時間)に米国化学会誌「Nano Letters」にオンライン速報版で公開される予定です。

(注)全固体リチウム電池 正極活物質、電解質、負極活物質のすべてが固体で構成される電池。正極と負極活物質(電極)へのリチウムイオンの挿入脱離により電池の充放電が行われる。電解質内では電子は伝導せずに、イオンのみが伝導する。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

<研究に関すること>
東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)
准教授  一杉太郎 (ヒトスギ タロウ)
Tel: 022-217-5944
Email: hitosugi*wpi-aimr.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
Web: http://www.wpi-aimr.tohoku.ac.jp/hitosugi_labo/

<報道担当>
東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR) 
広報・アウトリーチオフィス
Tel: 022-217-6146
Email: outreach*wpi-aimr.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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