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アモルファス合金ワイヤーに発現する対数正規分布則の解明-材料科学と数学とのコラボ-

東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)の柳沼晋助教、中島千尋助教、中山幸仁准教授らの研究グループは、ガスアトマイズ法により作製されたアモルファス合金の粉体とワイヤーを含む生成物の直径分布が対数正規分布に従うことを見出しました。これにより、生成したワイヤー形状のサイズ評価が初めて可能となりました。この評価基準をベースに、材料が糸状になる曳糸性と流体の不安定性との関連から導き出された無次元数を用いて、粉体とワイヤーの生成条件が見出されました。今回の研究成果は、サイズが揃ったナノワイヤーの作製手法に繋がることが期待でき、ナノテクノロジー研究におけるナノワイヤーの産業への応用に大きく道を開くものです。
 本研究成果は、ネイチャー出版グループのScientific Reports誌に平成27年6月1日(英国時間)に掲載されました。

パラジウム系アモルファス合金の溶湯温度を変化させた際に生成する形状

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問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)
中山幸仁 (ナカヤマ コウジ)准教授
Tel: 022-217-5950
Email: kojisn*wpi-aimr.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道担当)
東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR) 
広報・アウトリーチオフィス
Tel: 022-217-6146
Email: outreach*wpi-aimr.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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