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スピン操作による相対論的電子の質量制御に成功-次世代スピントロニクスへの応用に道-

東北大学原子分子材料科学高等研究機構の相馬清吾准教授、高橋隆教授、同理学研究科の佐藤宇史准教授らの研究グループは、ありふれた金属である鉄とタングステンを接合することによって、その界面に相対論的電子(ディラック電子)を発生させ、さらにディラック電子に巨大な質量を与えることに成功しました。今回の成果により、新機能を持つ次世代スピントロニクスデバイスの開発が大きく進展するものと期待されます。
 本成果は、平成27年12月23日(米国東部時間)に米国物理学会誌フィジカル・レビュー・レターズのオンライン速報版に掲載されました。

角度分解光電子分光によって得られた鉄原子層超薄膜とタングステンの界面におけるディラック電子の質量獲得の模式図

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問い合わせ先

[研究に関すること]
相馬 清吾 准教授
東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)
Tel:022-217-6169/022-795-6477
E-mail:s.souma*arpes.phys.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

[報道に関すること]
清水 修
東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(AIMR) 広報・アウトリーチオフィス
Tel:022-217-6146 
E-mail:aimr-outreach*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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