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世界初「腎-脳-心臓」連関:腎臓から心臓を治療する - 冠攣縮性狭心症に対する腎動脈交感神経除神経治療の可能性 -

 東北大学大学院医学系研究科循環器内科学分野の下川 宏明教授の研究グループは、冠動脈ステント治療後に治療部分近くに生じる冠攣縮反応に対して、カテーテルで腎動脈交感神経を除去する治療が有効であることを世界で初めて報告しました。 本研究は、ステント治療後の冠攣縮反応に自律神経の異常が関与していること、さらに、腎動脈交感神経除神経治療が「腎‐脳‐心臓」という複数の臓器間の連関を介して心臓へ好影響を与えることを、動物モデルを用いて世界で初めて証明したものであり、冠攣縮の病態解明や新規治療法の確立、さらには「腎‐脳‐心臓」の臓器連関のさらなる解明につながることが期待されます。
 本研究成果は、2017年8月17日(米国東時間、日本時間8月18日)に、米国心臓協会(American Heart Association, AHA)の学会誌であるArteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology 誌(電子版)に掲載されました。

交感神経を介した「腎‐脳‐心臓」連関

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問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院医学系研究科循環器内科学
教授 下川 宏明(しもかわ ひろあき)
電話番号:022-717-7152
Eメール:shimo*cardio.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
講師 稲田 仁(いなだ ひとし)
電話番号:022-717-7891
FAX番号:022-717-8187
Eメール:pr-office*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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