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計算材料学センターセミナーシリーズ「スパコンプロフェッショナルNo.11」(2/23開催)

ポスター

計算材料学センターでは、スーパーコンピュータの応用事例を紹介すべく、金属材料研究所で行われている研究テーマに近い話題を選んで、シリーズでセミナーを開催しております。

具体的には、結晶、磁性、表面・界面、欠陥、照射損傷、アモルファス、半導体、超伝導体など幅広い分野から話題を選び、世界的にも著名な先生方にご講演をお願いしております。

今回はその11回目となります。

理論計算による未知触媒開発と未知反応機構解明

分子理論の進展と計算機の高速化により実在系分子の電子状態計算が可能となり、計算方法を適切に選べば近似の度合いに応じて実験を再現もしくは予測することができるようになってきた。量子化学計算は既知触媒の機構解明だけではなく、原理的には未知触媒の開発にも貢献できるはずであり、未知触媒材料にいかにして触媒能を賦与するかという観点からのアプローチがあってもよい。我々のグループは元素戦略プロジェクトのもと、これまで触媒として考えられていなかったBNに触媒能を賦与するアイデアを理論計算にもとづき提案し、実験グループがそれを実証することに成功した。この一連の研究を紹介し、材料開発における理論計算の果たす役割を議論したい。時間が許せば、未知反応機構解明を可能にする反応経路自動探索法の研究例についても紹介する。

日時:2018年2月23日(金)14:00 - 15:30

会場:東北大学金属材料研究所 2号館1階ラウンジ

講演者:武次徹也先生(北海道大学 大学院理学研究院 教授)

主催:計算材料学センター

協賛:計算物質学人材育成コンソーシアム ポスト「京」萌芽的課題「基礎科学の挑戦」

事前申し込みは不要です。皆さまのご参加をお待ちしております。

問い合わせ先

東北大学金属材料研究所
計算材料学センター
E-mail:ccmssecr*imr.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
URL:http://www.ccms.imr.tohoku.ac.jp/Jpn/
Tel:022-215-2411 

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