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水素イオンからヘリウムイオンへ、電磁波を介したエネルギーの輸送

概要

地球周辺の宇宙空間において、人工衛星に障害を与えるほどの高エネルギーをどのようにして荷電粒子が獲得するのか。人工衛星による観測と新しいデータ解析手法によって、その過程の理解が進んでいます。

北村成寿氏(東京大学)率いる国際研究チームは、MMS(Magnetospheric Multiscale) 衛星編隊からのデータを解析し、粒子の密度が低い、地球周辺の宇宙空間において、粒子から電磁波、電磁波から異なる種類の粒子へとエネルギーが輸送されている過程を検出することに成功しました。

この研究成果はアメリカの科学雑誌Scienceに掲載されました。

本研究で捉えた水素イオンと電磁波、電磁波とヘリウムイオンとの相互作用を示すイメージ Credit: 東京大学

問い合わせ先

理学研究科 地球物理専攻
教授 加藤 雄人(かとう ゆうと)
TEL:022-795-6516
E-mail: yuto.katoh*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください。)

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