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バンコクで東北大学タイ萩友会セミナーを開催

2019年2月2日(土)、東北大学の帰国留学生を中心に設立された同窓会組織であるタイ萩友会は、設立から1周年を迎え、本学タイ代表事務所が置かれているチュラロンコン大学にて第2回萩友会セミナーが開催されました。

本学からは、植木俊哉理事・副学長、吉澤誠総長特別補佐(社会連携担当)、タイ萩友会の本学側アドバイザーである末松和子総長特別補佐(国際交流担当)のほか、セミナー講演者として、小菅一弘教授(工学研究科)、村田裕之特任教授(スマート・エイジング学際重点研究センター)が出席し、タイ側からは、萩友会メンバー、チュラロンコン大学職員など関係者約70名が参加しました。

開催に先立ち挨拶を行った植木理事・副学長は、本学が今後取り組んでいくべき挑戦について取りまとめた「東北大学ビジョン2030」について説明し、「タイ萩友会は、留学相談、同窓生ネットワークの構築、学術セミナーの開催など、設立から1年余りではあるが大変活発に活動を展開していただいている。母校である東北大学を一層誇りに思っていただけるよう、さまざまな取り組みを実施していきたい」と述べました。

近年、人口に占める高齢者割合の増加ペースが日本よりも速いと言われるタイでは、ASEANの中でも急速に高齢化が進んでおり、「超高齢化社会」対策が大きな関心を集めています。「Technology and Innovation for Smart Health and Aging Society」をテーマに開催された本セミナーでは、村田特任教授が、超高齢化社会の課題に取り組む日本の状況と最新の研究を報告し、小菅教授が、人間を支援するロボットシステム開発について、研究成果を発表しました。タイ側からは、このたび新しくタイ萩友会会長に就任したマヒドン大学Sittwat Lertsiri理学部長、小菅研究室出身で現在チュラロンコン大学で教鞭をとるRonnapee Chaichaowarat講師による発表が行われ、参加者との熱い質疑応答が繰り広げられました。

セミナーに引き続き開催されたタイ萩友会総会では、新たな執行部の体制が発表され、今後の活動について議論が行われました。相談役のRuttikorn Varakulsiripunt前会長は、同日夜の懇親会で新執行部メンバー5名を紹介し、新体制の下でさらに活動を広げたいと期待を述べました。

現在、帰国留学生による本学の海外同窓会としては、タイをはじめ中国、韓国、台湾、インドネシア、モンゴルの6か国・地域が正式に登録されており、近くベトナムにも設立される予定です。

講演を⾏う村⽥特任教授

講演を⾏う⼩菅教授

Chaichaowarat 講師の講演

Lertsiri 新会⻑の講演

懇親会のアクティビティで発表を⾏う同窓⽣

同窓⽣との集合写真

問い合わせ先

国際交流課
TEL:022-217-4844

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