本文へ
ここから本文です

第7回APRU-IRIDeSマルチハザードサマースクールを開催しました

2019年7月22日から25日に東北大学災害科学国際研究所において環太平洋大学協会(Association of Pacific Rim Universities: APRU)、東アジア研究型大学協会(The Association of East Asia Research Universities: AEARU)と共同で第7回目となるマルチハザードサマースクールを開催しました。東北大学は2013年からAPRUのマルチハザードプログラムのプログラムハブとして事務局としての役割を担い、APRU等のネットワークや国際機関と協働した国際会議の開催支援や国際会議等での政策提言を目指した活動を行っており、サマースクールもその一環として毎年実施しているものです。今年は「防災における科学と政策決定との橋渡しへの支援」というテーマのもと、AEARUの加盟大学からの参加者17名を含め11か国26大学から58名が受講しました。

初日の開会式で行われた大野英男総長の挨拶では、本学は災害科学分野を世界に先駆けて創生すべき分野の一つとして位置づけており、2015年に開催された国連防災世界会議やその中で採択された仙台防災枠組、そして仙台防災枠組の推進のために2017年から開催されている世界防災会議においても重要な役割を果たしてきたことが参加者に紹介されました。

続いて参加者は、初日には東日本大震災の教訓や経験、また国際的防災枠組や戦略について学び、二日目には自治体、NGO, 小学校の教員などから、それぞれの防災への取り組みについて講義を受け、活発な質疑応答・意見交換を行いました。三日目には、震災遺構である荒浜小学校を訪れ、防災教育の重要性や避難の大切さを学びました。四日目の最終日は、海外の大学からの教員が最先端の研究について講義を行い、午後にはグループワークとして「学際的防災プロジェクト」の企画を行いました。参加者からは、「巡検では、被災地の復興の課題などを学ぶことができた」「グループワークにより、プロジェクトの企画のためのプロセスや手法を学ぶことができた」などの感想が寄せられました。

※APRU(環太平洋大学協会:Association of Pacific Rim Universities)
◯環太平洋圏の主要大学間の相互交流を深めることにより、環太平洋地域社会 にとって重要な諸問題に関して教育・研究の分野から協力・貢献することを目的として1997年に設立。
◯環太平洋地域の17経済地域の48大学により構成。本学は2008年に加盟。
◯2013年から本学の災害科学国際研究所がAPRUマルチハザードプログラムのプログラムハブを務めている。

開会式での集合写真

被災地巡検の様子

被災地巡検の様子

問い合わせ先

総務企画部国際企画課国際連携係
TEL:022-217-5578

このページの先頭へ