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緑茶を1日4杯以上飲んでいる人で約1.6本の歯が多かった ~特に1か月に会う友人の数が少ない人に効果大~

【概要】

緑茶にはカテキンやフッ化物(フッ素)が含まれるため、むし歯や歯周病を予防して歯の喪失を減らす可能性があることが報告されています。また、ソーシャルネットワークが豊かな人ほど、健康情報を得やすいことなどがあり、歯を失うリスクが低くなる可能性が報告されています。日本において緑茶は、誰かに会った時に飲まれることが多いですが、緑茶の摂取と歯の本数の関連についてソーシャルネットワークを考慮した報告は我々の知る限り存在しません。そこで本研究では、高齢者24,147人を対象に、緑茶を摂取しているほど歯が多いという関連が、ソーシャルネットワークの多寡により異なるかを検討しました。

結果、1か月に10人以上の友人に会う高齢者は、友人に会わない高齢者に比べ、約2.6本多く歯が残っていました。また、緑茶を1日に4杯以上飲む高齢者は、緑茶を飲まない高齢者に比べ、約1.6本多く歯が残っていました。この効果は、特に1か月に合う友人の数が少ない高齢者で顕著に認められました。

図:緑茶の摂取量とソーシャルネットワークサイズの交互作用(N=24,147人)

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問い合わせ先

(研究内容に関すること)
東北大学大学院歯学研究科
歯学イノベーションリエゾンセンター 地域展開部門
教授 相田 潤(あいだ じゅん)
E-mail: j-aida*umin.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院歯学研究科 広報室
E-mail: den-koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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