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「多層プラスチックフィルムの液相ハイブリッドリサイクル 技術の開発」がNEDOの先導研究委託事業として採択 - 産官学協働で多層プラスチックフィルムのリサイクル技術の開発と実用化を加速 -

【概要】

東北大学工学研究科附属超臨界溶媒工学研究センターでは、超臨界や亜臨界状態の水がポリエチレンテレフタレート(PET)やポリカーボネート(PC)など、汎用的に使用されるプラスチックを、原料単位まで戻せることを見出していました。この知見をもとに、実用的なリサイクルプロセスの構築を目指して連続的に処理するプロセスの開発にも取り組み、一部知財化するなど成果をあげてまいりました。今回、これまで明らかにした単一プラスチックの知見をもとに、複数プラスチックから成る多層フィルムに対し、ケミカル・マテリアルの両立を目指す、ハイブリット・リサイクルに取り組ませていただくことになりました。東北大発のSmart R技術として、社会課題の解決に貢献することを目指します。

※東北大学は2019年3月に東北大学「プラスチック・スマート」推進宣言を策定・公表し、全国の大学に先駆けて、国が進める「プラスチック・スマート」フォーラムに参画しております。これにより学内におけるワンウェイのプラスチック使用の削減を図ると共に、プラスチックの分別回収の徹底を進めてきました。また本推進宣言に基づき、社会が抱えるプラスチック問題解決に貢献するため、東北大学発のプラスチック・スマート研究の融合知の創出を目的として、超域学際融合拠点(TU-TRIPS:Tohoku University Transdisciplinary Research Initiative for Plastic Smart)を2019年10月に設置しております。拠点で取り組む「Smart U:賢く使う・減らす(Use)」、「Smart S:代替する(Substitute)」、「Smart R:適切な回収・資源化(Recovery and Recycle)」、「Smart A:知の還元・実行(Action)」の4領域のうち、本提案は東北大発のSmart R技術の一つとしてプラスチック問題解決にむけ貢献します。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学 大学院工学研究科 超臨界溶媒工学研究センター
教授 渡邉 賢
TEL: 022-795-5868
E-mail: masaru.watanabe.e2*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

<報道に関して>
東北大学 大学院工学研究科 情報広報室
担当 沼澤 みどり
TEL: 022-795-5898
E-mail: eng-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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