本文へ
ここから本文です

夢の新素材セルロースナノファイバーを原料とした革新的セルロース単繊維創製法を開発 ―電場と流れ場による繊維配向制御で高強度化に成功―

【発表のポイント】

  • セルロースナノファイバーを原料とする高強度・高靭性セルロース単繊維の新たな創製法を開発
  • 交流電場と流動場を組み合わせた繊維配向法により,セルロース単繊維の引張強度および靭性がそれぞれ63%および120%増加することを実証
  • 高強度・軽量というセルロースの特性を生かした新素材としての応用期待

【概要】

植物繊維(パルプ)をナノレベルまで細分化することにより得られるセルロースナノファイバー(CNF)は,高い機械的特性(密度が鉄鋼の5分の1でありながらも,強度は鉄鋼の5倍以上)を持つ優れた環境適応新素材として世界的に注目を集めています。東北大学流体科学研究所の高奈秀匡准教授は,米国ワシントン大学Dichiara助教,スウェーデン王立工科大学のLundell教授との国際共同研究により,電場と流れ場による革新的なCNF配向制御法を開発し,CNFから成るセルロース単繊維の高強度・高靭化に成功しました。

本成果は,米国科学誌ACS Applied Materials & InterfacesおよびNanotechnologyに掲載されるとともに, 2020年9月9日にAdvances in Engineering (AIE)のウェブサイトにて紹介されました。

図1 交流電場と流れ場を組み合わせたセルロースナノファイバー配向法による革新的セルロース単繊維創製法

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

【内容についてのお問い合わせ先】
東北大学流体科学研究所 
担当 准教授 高奈秀匡
電話 022-217-5223
E-mail takana*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

【報道についてのお問い合わせ先】
東北大学流体科学研究所 広報戦略室 担当 内村博子
電話 022-217-5873
E-mail ifs-koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

このページの先頭へ