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深海の奇妙な微小動物 コウラムシ類(胴甲動物門)の新種 国内2例目32年ぶりの新種発見

【発表のポイント】

  • 深海からみつかったコウラムシ類(胴甲動物門)を新属新種として発表
  • 1988年以来のコウラムシ類の日本産新種
  • 謎に満ちた動物グループの多様性解明に一歩近づく

【概要】

頭は200を超える棘で覆われ、胴は鎧のように丈夫な動物、それがコウラムシ類(胴甲動物門)です。一見、毛がふさふさとしたランタンにも見えるこの動物は、海底の砂のすきまに棲んでおり、1983年までその存在が知られていなかったほど希少なグループです。東北大学大学院生命科学研究科の藤本心太助教らのグループは、三重大学、広島大学の練習船、勢水丸、豊潮丸による日本沿岸の調査により、日本産としては32年ぶり2種目となる新属新種Wataloricus japonicusを報告しました。

本研究はドイツのMarine Biodiversity誌(電子版)に11月14日付で掲載されました。

本研究で発表したコウラムシ類Wataloricus japonicus. 体長は0.3ミリ程度。

【用語解説】

動物門:動物を体の基本的な仕組みでグループ分けした時の、それぞれのグループを指す、系統分類学の用語。動物は30いくつかの動物門に分けられる。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院生命科学研究科
担当 藤本 心太 (ふじもと しんた)
電話番号: 017-752-3388
Eメール: shinta.fujimoto.c4*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院生命科学研究科広報室
担当 高橋 さやか (たかはし さやか)
電話番号: 022-217-6193
Eメール: lifsci-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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