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新型コロナウイルスの監視・検出センサシステムの開発に向けて ― 圧電・磁歪効果を利用したウイルスセンサ用材料をレビュー ―

【発表のポイント】

  • 新型コロナウイルスSARS-CoV-2を監視・検出するセンサの開発動向を紹介
  • 圧電・磁歪バイオセンサ用材料の基礎的事項と現在までの研究状況を概説
  • ウィズコロナ・ポストコロナ社会を見据えたセンサシステムの研究指針を提唱

【概要】

新型コロナウイルスに限らず、感染症の原因ウイルスの監視・検出システムの整備が急務です。東北大学大学院環境科学研究科(工学部材料科学総合学科)の成田史生教授と英国マンチェスター大学Constantinos Soutis教授の研究グループは、圧電・磁歪材料を用いたウイルスセンサについて、現在までの研究内容を網羅すると同時に今後の研究課題を展望した包括的なレビュー論文を発表しました。

圧電・磁歪材料は、自然界環境に広く存在する未利用の運動エネルギーから電気エネルギーを回収する環境発電機能を有し、モノのインターネット(IoT)社会に必須のセンサ駆動とデータ通信用の自立電源として注目され、環境発電とウイルス検出のマルチファンクショナル化が期待されます。

本レビュー論文は、学術雑誌Advanced Materials (2020年11月24日付けオンライン掲載)に発表されました。

図1 ウイルスセンサの概念図

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院環境科学研究科
教授 成田史生
電話 022-795-7342
E-mail narita*material.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院環境科学研究科
情報広報室 物部朋子
電話 022-752-2241
E-mail tomoko.monobe.d4*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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