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国内初のOpenRoaming基盤を開発、サービス開始 - ICT社会を支える次世代公衆無線LANと市街地eduroamの国際展開を推進 -

【発表のポイント】

  • 公衆無線LANの安全性と利便性の向上、ICT社会の基盤構築・応用開拓などが求められています。セキュア無線LANローミング基盤「Cityroam」(当研究グループが主導)とその参加事業者は、国際的なローミング基盤「OpenRoaming」の開発に参画しており、このたび国内初のOpenRoamingサービスを開始しました。
  • 訪問先ごとの手続きなしに、携帯機器やIoT機器などをネットワークに安全に自動接続できる仕組みを提供します。中小規模の通信事業者・各種店舗でも国際ローミングを容易に導入できます。
  • 学術系無線LANローミング基盤eduroam(エデュローム)のアカウントで、公衆無線LANを安全に利用できるようになり、ICTを活用した教育・研究環境の拡充に貢献します。

【概要】

市民や旅行者が安全でシームレスに利用可能な公衆無線LANの導入が求められています。

東北大学サイバーサイエンスセンターの後藤英昭准教授らの研究グループは、同教員が開発した無線LANローミング基盤「Cityroam」のシステムをWireless Broadband Alliance (WBA)による「OpenRoaming」に対応、接続し、国内初となるOpenRoaming基盤を構築しました。参加事業者とともに国内初となるサービスを開始し、国内外の利用者の安全でシームレスな公衆無線LAN利用を可能としたのに加えて、世界の通信事業者との共同作業による次世代公衆無線LAN導入・普及の促進、国内事業者の技術開発・検証にも容易に利用できるプラットフォームを実現しました。国内各地に設置された基地局を用いて、市民向けのサービスを提供するほか、研究面ではICT社会を支える情報通信基盤・応用システムの課題整理、技術開発等に取り組み、また、学校無線LANとの連携を通じて、デジタル時代の教育・研究環境の拡充を目指します。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学サイバーサイエンスセンター 
担当 後藤英昭
電話 022-795-6090
E-mail nghsig*rd.cc.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学情報部情報基盤課総務係
電話 022-795-3407
E-mail cc-som*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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