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東北大学電気通信研究所 令和2年度(第10回)RIEC Awardを電気情報通信分野の若手研究者に授与

この度、下記のとおり東北大学電気通信研究所 令和2年度(第10回)RIEC Awardの授賞式を執り行います。

RIEC Awardは、東北大学電気通信研究所が、電気情報通信分野の学術研究の発展に顕著な貢献があり、将来にわたり、当該分野の発展に寄与することが期待される優秀な若手研究者を顕彰することで、当該分野の発展を図ることを目的に、一般財団法人電気通信工学振興会のもとに平成23年度に創設した賞です。

授賞式では、RIEC Award本賞、東北大学研究者賞、東北大学学生賞が各受賞者に授与されます。

1.授賞式

日  時:令和3年2月18日(木) 17時10分から17時40分
同日開催の「東北大学 電気通信研究所 共同プロジェクト研究発表会」に続いてオンライン開催

2.本賞受賞者

氏  名:藤田 和上 氏 (浜松ホトニクス株式会社)

実  績:「二重上位準位量子カスケードレーザーとテラヘルツ光源に関する研究」

授賞理由:藤田氏は、テラヘルツ波帯域の光源として広く普及している量子カスケードレーザーにおいて、結合二重上位準位構造を考案し、従来の低周波数動作の限界を解決したサブテラヘルツ帯域での動作に成功して、室温で動作する高出力レーザーを実現されました。量子カスケードレーザーとテラヘルツ光源の研究開発で、独創的なアイデアで世界最高性能のデバイスを実現し、製品としての実用化により社会に貢献するとともに、学術的にも高い評価を受ける研究成果を多数あげられました。これらの研究成果の学術及び産業界に与えたインパクトは小さくなく、当該分野の発展に大きく貢献するものと高く評価され、RIEC Award本賞にふさわしいものと認められました。

氏  名:亀岡 弘和 氏 (日本電信電話(株)コミュニケーション科学基礎研究所)

実  績:「音響信号の要素分解と情景分析」」

授賞理由:亀岡氏は、様々な音源、言語情報や非言語情報に関するフレーズやアクセント成分などの要素が複雑に混在している日常生活の中の音響信号を対象に、その高精度な要素分解を可能にする各種の数理モデル及びアルゴリズムを提案・実証してこられました。これらの研究成果は音響情報処理分野で高く評価され、さまざまな応用が期待されています。これらが当該分野に与えたインパクトは大きく、RIEC Award本賞にふさわしいものと認められました。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学電気通信研究所 総務係
〒980-8577仙台市青葉区片平2-1-1
Tel:022-217-5420 Fax:022-217-5426
E-mail:somu*riec.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

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