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第3回次世代放射光国際フォーラムを開催しました

2021年7月1日(木)、東北大学主催による『第3回次世代放射光国際フォーラム「3rd International Forum for Innovation in Next Generation Synchrotron Radiation」(使用言語:英語)』を青葉山新キャンパスにおいて対面とオンラインを併用したハイブリッド形式により開催しました。

「国際シンポジウム(公開)」では、大野英男・東北大学総長から開会挨拶、板倉康洋・前文部科学省科学技術・学術政策局長、平野俊夫・国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構理事長、高田昌樹・一般財団法人光科学イノベーションセンター理事長、それぞれの祝辞のあと、ESRF※1のFrancesco Sette 氏をはじめ、世界主要放射光施設長らによる総合講演と基調講演、若手研究者らによる世界最先端の計測科学技術の講演が行われ、活発な議論が展開されました。
 閉会時には、国立研究機関から松本紘・国立研究開発法人理化学研究所理事長、宝野和博・国立研究開発法人物質・材料研究機構理事、解良聡・共同利用機関法人自然科学研究機構分子科学研究所極端紫外光研究施設長、村山宣光・国立研究開発法人産業技術総合研究所副理事長、それぞれから次世代放射光への期待などのメッセージをいただき、小谷元子・東北大学理事・副学長(研究担当)から閉会挨拶がありました。シンポジウムには、国内外から400名を超える参加があり、次世代放射光への期待の高さが伺えました。

「第3回国際サミット(非公開)」では、大野英男・東北大学総長から開会挨拶、村井嘉浩・宮城県知事、郡和子・仙台市長、海輪誠・一般社団法人東北経済連合会長、それぞれの来賓挨拶のあと、スタンフォード大学のJerome Hastings 氏を座長としたサミットミーティングが開催されました。
 サミットミーティングでは、アメリカのSLAC※2をはじめとする世界20の主要放射光施設及び関連学術組織の代表者が一堂に会し、放射光施設へのリモートアクセス、メールインシステム化、人材育成などの意見交換を行った後に、ポストコロナウイルス世界に向けた放射光施設の新たな利用方策を推進するサミットコミュニケを取りまとめることが決定されました。サミットコミュニケは、今後、東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センターウェブサイトに掲載する予定です。

また、国際フォーラムと並行する形で、次世代放射光計画を推進する官民地域パートナーシップ※3に基づく国の主体である国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構の平野理事長が、地域パートナーである宮城県、仙台市に加え、報道機関を同行して次世代放射光施設建設現場を視察されました。

※1 フランス 欧州シンクロトロン放射光研究所
※2 アメリカ 国立加速器研究所
※3 次世代放射光施設の整備・運用に関する詳細の具体化は、地域パートナー(一般財団法人光科学イノベーションセンター(代表機関)、宮城県、仙台市、一般社団法人東北経済連合会、東北大学)が、国の主体である国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構と共に協力して進めています。(令和5年度稼働予定)

国際シンポジウム Group Photo

国際シンポジウム Closing Photo

国際サミット Group Photo

国際サミット ディスカッション

次世代放射光施設建設現場視察

次世代放射光施設建設建設状況(6月14日撮影)

問い合わせ先

東北大学 研究推進部研究推進課
次世代放射光施設利用推進支援室
TEL: 022-217-4837
E-mail: kenkyo-kikaku*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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