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東北大学准教授が率いる国際チームの提案 米国国立科学財団の収束アクセラレータプログラムに採択 シーフードトレーサビリティツールの構築に挑戦

【本学研究者情報】

〇大学院農学研究科 准教授 Cheryl Lewis Ames(エイムズ シェリル)
研究室ウェブサイト

【発表のポイント】

  • 東北大学大学院農学研究科のエイムズ シェリル准教授が率いる国際チームの提案が、米国国立科学財団(NSF)収束アクセラレータプログラム28 件のうちの1 件に採択されるという栄誉に輝いた。
  • 1 年750,000 ドルのスタートアップ支援を得て、シーフードトレーサビリティツールの構築を目指す。
  • タコの漁獲数管理を改善しタコ漁業の持続可能性を確保する革新的なシーフードトレーサビリティネットワークを作成することにより、タコ漁業へ新たな方向性を与えることが期待される。

【概要】

近年、タコやイカなどの漁獲量は大幅に増加しているが、その漁獲数と場所の報告は不正確で、このようなデータ不足がタコなどの乱獲につながり、タコ漁業の将来を脅かす恐れがあります。

東北大学大学院農学研究科のエイムズ シェリル准教授が率いる研究チームは、トレーサビリティシステムを開発し、環境DNAの手法によって新しいデータを収集し、漁業の対象となっているタコの種類、捕獲地域のAI による識別を可能にするシステムの開発を提案し、米国国立科学財団収束アクセラレータプログラムアワードに輝きました。最終的には、タコのバリューチェーン(=価値連鎖)を取り巻くブルーエコノミー(海洋における環境に配慮した持続可能な経済)の発展支援を目指します。

本学から参加するチームメンバーは、共同主任研究員を務めるエイムズ シェリル准教授(大学院農学研究科)とアリーン デレーニ准教授(東北アジア研究センター)で、他にはロヨラメリーマウント大学(米国)、米国海洋大気庁(米国)、アイセフ LLC(日本)、ローズ大学(南アフリカ)、および米国、メキシコ、英国などの他大学の代表および、いくつかの業界パートナーも含まれます。

図 1: カリフォルニア州ポイントピノス沖の深さ65 メートルで撮影された北太平洋の巨大タコと知られているミズダコ(学名:Enteroctopus dofleini)。 写真の提供:米国海洋大気庁(NOAA/R. N. Lea)

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学大学院農学研究科
グローバル農学教育ユニット 准教授
Cheryl Lewis Ames(エイムズ シェリル)
E-mail:ames.cheryl.lynn.a1*tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

東北大学 農学研究科・農学部 総務係
電話:022-757-4004
E-mail:agr-syom*grp.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

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