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大学院歯学研究科とNTTドコモが共同開発する歯周病・顎関節症発見AIの実証実験を開始 〜2022年度の実用化を目指す〜

【発表のポイント】

  • 東北大学大学院歯学研究科(以下、東北大学)と株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が共同開発する、歯周病と顎関節症のリスクを推定するAIの実証実験を2021年11月から開始する。
  • 実証実験を通して利用者の満足度およびAIのリスク推定結果等からサービスの実現性を検証し、2022年度を目途に実用化を目指す。

【概要】

東北大学は、ドコモと共同開発を進めている口腔疾患のリスクを推定(特許出願中)するAIの実証実験を愛知県豊田市(以下、豊田市)で2021年11月13日から開始いたします。

2019年4月、東北大学とドコモは生活習慣病や歯の喪失を引き起こす口腔疾患を早期発見できる社会をめざし、歯周病や顎関節症などの口腔疾患リスクを推定するAIの共同研究を開始しました。開発中のAIは歯茎の写真から歯周病のリスクを、開口運動を撮影した動画から顎関節症のリスクを推定します。利用者はドコモが提供する「健康マイレージ」に搭載予定のAIを使ってアプリ上でこれらの写真や動画を取得してリスクを推定したり、検診会場等で同様に推定することも可能です。今回の実証実験では、会場で実施する予定です。

本実証は、豊田市とドコモが「豊田市つながる社会実証推進協議会」の取り組みとして、高齢者の「ミライの健康」と「イマの見守り」を提供する実証実験の中で行われます。実証実験を通して利用者の満足度およびAIのリスク推定結果等からサービスの実現性などを検証し、2022年度を目途に実用化を目指します。

図1:歯周病のリスクを推定する画面イメージ

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院歯学研究科
口腔システム補綴学分野
教授 佐々木 啓一
電話: 022-717-8368
E-mail: keiichi.sasaki.e6*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院歯学研究科広報室
電話: 022-717-8260
E-mail: den-koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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