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脳活動が高い状態でのニューロフィードバック脳トレが認知機能向上に効果的! 脳活動をリアルタイムでモニタリングできるニューロフィードバック脳トレの開発

【本学研究者情報】

〇加齢医学研究所 准教授 野内類
研究室ウェブサイト

【発表のポイント】

  • 脳活動をリアルタイムでフィードバックするニューロフィードバック脳トレの効果を無作為比較試験を用いて検証した。
  • ニューロフィードバック脳トレは、ニューロフィードバックのない通常脳トレよりも認知機能を向上させる効果があることを明らかにした。

【概要】

年齢に関わらず、認知機能を維持・向上させるトレーニングの開発に多くの関心が寄せられています。

東北大学加齢医学研究所の野内類准教授と川島隆太教授を中心とする研究グループは、脳活動をリアルタイムでフィードバックしながら脳トレを行うことができるニューロフィードバック脳トレ(NF脳トレ)を開発し、若年者を対象に無作為比較対照試験を用いて効果検証を行いました。その結果、1日20分間のNF脳トレを4週間実施した群は、通常の脳トレを実施した群やパズルゲームを実施した群よりも、認知機能(注意、作業記憶、エピソード記憶)が向上することが明らかになりました。

本研究の成果は、2021年12月21日にオンライン雑誌のBrain Sciences誌(Impact Factor = 3.394)に掲載されました。

図1 本研究で用いた脳トレゲーム介入システム
脳計測を行うNIRS装置(NeU社製:HOT-1000)とゲームを実施するタブレットPC(Huawai社製:MediaPad M3 lite)をBluetoothで接続して脳トレゲーム介入を実施しました。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学加齢医学研究所 
〒980-8575 仙台市青葉区星陵町4-1
担当:野内類 (のうちるい)
電話番号:022-717-8952
E-mail: rui*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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