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東北大学病院が日本DX大賞を受賞 -感染症医療分野におけるデータとデジタル技術の活用-

【概要】

東北大学病院(冨永悌二 病院長)は、日本DX大賞実行委員会が2022年6月20日~24日までオンラインで開催した「日本DX大賞」の「支援機関部門」において大賞を受賞しました。

東北大学病院では、新型コロナウイルス感染症の感染制御において、重症患者の受け入れのほか、行政と密に連携し、検査から予防まであらゆる局面に積極的に対応してきました。

6月22日に行われた日本DX大賞「支援機関部門」の決勝大会では、同院のメディカルITセンター 中村直毅 准教授・副部長と総合地域医療教育支援部 高山真 准教授が「コロナ禍における医療分野でのDXの実践」をテーマに、医療が逼迫するなかで迅速かつ機動的にDX化を実践し、宮城県の新型コロナウイルス感染症の制御に貢献した活動内容をプレゼンしました。

具体的には、新型コロナ軽症者宿泊療養施設において、レントゲン・採血・心電図などの検査連携システムを内製開発し、同施設内の医療機能を強化したことに加え、患者管理を電子化し業務効率化を図ることにより、感染拡大時の医療機関の病床逼迫の軽減に貢献したこと、さらに、東北大学大規模ワクチン接種センターの職域接種における予約システムを短期間で内製開発し、東北大学を含む仙台近郊の教育機関約5万人以上に対する早期のワクチン接種に貢献したことを報告しました。審査では、医療現場におけるDXにより多くの命が守られ、宮城県における安全・安心な医療体制の提供に貢献したことが高く評価されました。

受賞を受け、東北大学病院の冨永悌二病院長は「今回の受賞は、宮城県で新型コロナに対応してきた本院の医療関係者はもとより、それを支える技術者や宮城県をはじめとする関係者の努力とその成果が認められたものとして大変光栄に感じている。今後もネクストパンデミックや大規模災害等の非常時を見据えながら、東北地区の医療と健康を守るという当院の責務を果たしていきたい。また、医学・医療を牽引する大学病院として、医療のDX化に積極的に取り組み、日本が抱える医療課題の解決に貢献していきたい」と話しています。

【用語解説】

※日本DX大賞:日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するため、事例を発掘し共有するためのコンテスト https://dx-awards.jp/2022/外部サイトへ

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学病院 広報室
電話 022-717-7149
FAX 022-717-8931
E-mail pr*hosp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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