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金起林(キム ギリム)記念碑建立4周年記念行事が開催されました

2022年11月26日、東北大学片平キャンパスにて、金起林*(キム ギリム)記念碑建立4周年記念行事が、駐仙台大韓民国総領事館の主催により執り行われ、本学から植木俊哉理事・副学長が出席しました。

金起林は、韓国の代表的なモダニズム詩人・批評家であり、1936年に東北帝国大学法文学部英文学科に入学し1939年に卒業した本学の同窓生です。1998年の日韓共同宣言から20周年にあたる2018年11月に、日韓の研究者や市民グループが中心となり、本学片平キャンパス学徒記念公園内に金起林記念碑が設置されました。

記念碑建立から4周年を迎えたことについて、駐仙台大韓民国総領事館の趙允彗(チョ ユンヘ)副総領事は「この行事を空から金起林が見ていれば、多くの人が一堂に会して彼のことを思い出していることを大いに喜ぶだろう。彼の詩を通して、日韓の文化交流、友好関係が一層発展することを祈る」と話しました。

*金起林(김기림)(キムギリム)

1908年朝鮮咸鏡北道生まれ。1925年東京の名教中学校編入学。1929年日本大学卒業。1930年『朝鮮日報』入社。1933年九人会(朝鮮のモダニズム文学者の集まり)を結成、30年代朝鮮におけるモダニズム文学の発展に寄与。1936年東北帝国大学法文学部英文学科入学、1939年卒業。1945年の終戦後はソウル大学などで教壇に立ち、韓国における科学的詩論の確立に務めた。1950年の朝鮮戦争勃発後消息不明。代表作とされる詩「海と蝶」は、東北帝大卒業後朝鮮に戻った心情を反映しているともいわれる。

記念碑を囲んで記念撮影

問い合わせ先

総務企画部国際企画課国際事業係
TEL: 022-217-4844
Email: kokusai-r*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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